7月10日、マツダスタジアムで行われた阪神タイガース対広島東洋カープの3戦目。序盤にサトテルの2試合連続ホームランで先制するも、6回裏に広島に逆転を許す苦しい試合展開となったが、その直後に猛虎打線が着火。特に4番・佐藤輝明が、2回に23号ソロホームラン、7回にもダメ押しのタイムリーヒットを放ち勝ちムードを一気に引き寄せた。結果的に阪神は6-3で逆転勝利。これで11連勝を達成し、2位とのゲーム差を9.5にまで広げた。
クリーンナップが絶好調で6戦連続での2桁安打。中でもひときわ目立ったのが佐藤輝明だ。2回、外角高めを強振。軽々とライトスタンドへ放り込むその打球は、まさに圧巻の23号ソロであった。
佐藤はここ2試合連続でのホームラン。前夜に放った一発に続き、敵地・マツダスタジアムで再び豪快な1発を放ったその瞬間には、敵地であるにも関わらず球場全体が揺れるほどの歓声が巻き起こり、ダイヤモンドを一周する姿には虎キチ達の期待と熱気を一身に受け止めるスターの風格が漂っていた。
勝負の分岐点となった7回以降は阪神のリリーフ陣も奮闘。桐敷こそ1点のリードを守れなかったものの、後を継いだ及川が粘り強い投球で広島の追撃を抑え、石井も気合い満点のピッチング。最後は守護神・岩崎が三者凡退で締め括り、阪神は6-3の逆転勝ちで連勝を「11」に伸ばし、独走態勢をより強固なものとした。
Tiktok動画はこちら
佐藤輝明が4番・三塁手としてフル回転し続けている現状下で、出塁率.289と安定しつつ、長打力で局面を打開するスタイルが定着。2回のホームランだけでなく、ほかの打席でも中飛や中前打と、相手投手との駆け引きでしっかり勝負し、攻略法を探る粘り強さが光っていた。
試合全体を振り返れば、チーム一丸となった阪神が、2点ビハインドから一挙に5点を奪う怒涛の展開は圧巻の一言に尽きた。投打がかみ合い逆転し、リリーフも盤石、勝つべくして勝った試合と言えるだろう。
サトテルの立ち居振る舞いからは、強肩強打のリーダーとして、チームをけん引し続ける自信と頼もしさがあふれていた。今後も中核として、さらに上位進出へ向けての戦いで、大きな期待を背負いそして応え続けてくれるだろう。
今日からは本拠地・甲子園に移り毎夏恒例の『ウル虎の夏』シリーズが始まる。
甲子園に詰めかけた大観衆に、ライトスタンドへ放り込む特大アーチを見せてほしい。

