サイトアイコン 虎キチCLUB

佐藤輝明“規格外”3ランで豪快な逆転勝利!

佐藤輝明“規格外”3ランで豪快な逆転勝利!

8月5日、バンテリンドームで行われた阪神タイガース対中日ドラゴンズの一戦は、試合終盤に待望の主砲が大仕事をやってのけ、名古屋まで駆けつけた虎キチ達の心を震わせた。中日が先制しリードを奪っていたが、8回表、阪神・佐藤輝明(背番号8)が放った28号となる逆転3ランホームランがゲームの流れを一変させた。

試合は中日が3回裏に2点を先制。先発の高橋遥人は6回まで粘るも、岡林の左前打、田中のレフト線に飛び込む二塁打で2点を奪われ、阪神は苦しい展開に入る。6回以降は両軍無得点が続き、7回裏には中日が満塁とするが無得点。阪神は7回表に決定的なチャンスを逃し、なおリードを許して終盤を迎えた。

8回、阪神の反撃が始まる。無死一・二塁のチャンスを迎え、中野がライト前、森下が四球で出塁して場内の雰囲気は一気に高まった。迎えた打席で佐藤輝は、カウント1─1から中日3番手・橋本侑樹の146キロ直球を完璧に捉える。白球はバンテリンドームの右中間スタンド最深部に飛び込み、劇的な逆転3ランとなった。

この一振りは飛距離約130メートル。一発でスコアを2-2から中日2-阪神3へひっくり返す、まさに主砲の責務を果たした値千金の一撃だったといえる。これで佐藤は今季28号、打点は71に達し、本塁打王・打点王の“2冠独走”へますます近づいた。

 

Tiktok動画はこちら

 

 

打たれた橋本はこの日まで防御率0.98、36試合登板で被本塁打もこの一本のみだった好左腕。昨季も被弾ゼロだった投手が、バンテリンドームという本塁打が出にくい環境で痛恨の一発を浴びた瞬間、球場は絶望と歓喜の入り混じった異様な空気に包まれた。

阪神は新加入のリリーフ・ハートウィグが7回から登板。最初は四球で危険な場面を作るも、山本の三振、石伊の併殺で乗り切り、来日初勝利を挙げた。リリーフでの初勝利は球団としても初めての快挙だった。その後も石井のセーブ締めで、阪神は6-2の逆転勝利を完璧に締めた。

この勝利で阪神は両リーグ最速の60勝に到達し、貯金は今季最多タイの+23。優勝マジックは「33」に。長期ロード中にもかかわらず、主砲の一振りが勢いを止めず、チームの勢いを象徴する勝利となった。

試合後のコメントでは、佐藤が「なんとか打点をというところで。最高の結果になってよかったです」と語り、打球についても「いい当たりじゃないと入りにくい球場なので、自信になる」と自信に満ちた表情を見せた。球場の広さを考慮すると、この一撃の価値はますます際立つものである。

阪神ベンチはまさに満面の笑み。指揮官も“劇的勝利”に酔いしれた様子だった。藤川監督は、ベンチから飛び出すように笑顔で迎えたと報じられており、チーム全体がこの逆転劇に昂ったことがうかがえる。

佐藤の一発がなければ、あと一歩で敗戦も予想された展開を、瞬時に逆転し、相手投手の今季好調を打ち崩した劇的場面。主役としての存在感を改めて示し、タイトルへの期待を湧き立たせた一戦となった。

全体としては、中日先発・大野─マルテ─橋本とつなぐ継投で阪神打線を封じていた中日に対し、阪神は高橋遥人の好投、ハートウィグらリリーフ陣も粘り強く対応。そこから佐藤輝の一撃と控え野手の適時打(9回に森下・大山)で突き放し、完勝の白星を飾った構図だ。

この夜、虎キチにとって最も熱いシーンは、間違いなく8回裏の一球。佐藤輝明が舞台俳優のように打棒で主役をさらい、映画のような逆転勝利を演出してくれたのだった。

モバイルバージョンを終了