サトテル、熊谷“臨時コーチ”の青空教室で守備改善へ

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大事な場面での手痛いエラーを何度も繰り返してしまったサトテルが、熊谷選手に「青空守備教室」を開いてもらいました。基礎スキルを見直すにはいい機会になったのではないでしょうか。勝負所の後半戦、たった1つのエラーが敗戦に直結する事もあります。レベルアップしてサードを死守してください!

阪神・佐藤輝 教えて!熊谷先生 リーグワースト20失策、送球のコツ自ら質問 改善点は「慌てて投げすぎている」
デイリースポーツより)

 「阪神(台風接近中止)巨人」(30日、甲子園球場)

 台風10号接近のため巨人戦(甲子園)が中止となった30日、阪神の佐藤輝明内野手(25)が、同球場での全体練習で熊谷敬宥内野手(28)から送球の指導を受けた。遊撃の定位置で約10分間の“青空教室”が開かれ、途中からは馬場内野守備走塁コーチも参戦。リーグワースト20失策の悩める男にチームメートからも手が差し伸べられた。首位巨人と5ゲーム差がつき、連覇が危ぶまれる状況の中、佐藤輝には攻守での奮起が求められる。

 台風10号が近づいているとは思えない快晴の甲子園で、佐藤輝が大粒の汗を流した。「いや、暑いっすよ」。もう8月も終わろうとしているが、聖地は熱気たっぷり。課題の守備練習に時間を割き、練習後の表情には充実感がにじみ出ていた。

 三塁でのノックを終えると、自ら熊谷の元へと歩み寄った。「時間があったので、話をしながら何かあるかなと思って」。守備の名手に質問したのは送球時の右足のつき方。2人ともに詳細は明かさなかったが、成長へのヒントを得た様子だった。

 14日の巨人戦(東京ド)から27日のDeNA戦(横浜)までは11試合連続で失策がなかったが、28日の同戦では一塁へ悪送球。今季20失策目を記録し、グラウンド上で悔しさをあらわにした。失策や状況判断のミスが失点に直結することも多いため、余計に目立ってしまう。ベンチからいつも見ている熊谷は送球の改善点を指摘した。

 「本人もわかってると思うんですけど…。慌てて投げすぎているというか、輝明も『もうちょい慌てずに投げられたら良かった』と言っていた。しっかり捕ってから歩くというのは、練習でやった方がいいよと言いました」

 試合ではどうしても焦りが出てしまう。だからこそ練習からの意識づけが必要だと説いた。「余裕がある時にできたら自信がつくと思うので」。これまでもノック中に助言を求められたことはあり、一緒になって向上を目指してきた。

 守備の不安と比例するように打撃の調子を落とすこともあったが、逆に守備が良くなれば打撃により集中することができる。ここ8試合で佐藤輝が安打を打てば4勝、無安打なら4敗とチーム成績にも影響を及ぼすだけに、最近4試合で打率・063と低迷する背番号8の復調は欠かせない。

首位の巨人を5ゲーム差で追いかけ、甲子園での直接対決。シーズンの行方を占う試合にもなりそうだ。「もちろんホームランを打ちたいですよ。でも点を取ったら勝てるので、点を取れるようにやってます」。佐藤輝が出場した今季の甲子園での巨人戦は5勝1分けという好データもある。残り24試合。逆転連覇へ向けて守備の悩みを振り払い、打撃でもうっ憤を晴らす大爆発を見せる。

 

 

 ◆佐藤輝の今季8月の守備のミス 

 7日・ヤクルト戦 2点ビハインドの二回に1イニング2失策。1死一塁から三ゴロを後逸。一、二塁からサイスニードの犠打を一塁へ悪送球してピンチ拡大。この回の2失点につながった。

 9日・広島戦 両チーム無得点で迎えた二回2死一、二塁からの平凡なゴロを捕球。だが一塁手・大山が必死にグラブを伸ばしても届かないほどの悪送球で二走の本塁生還を許して先制された。

 12日・巨人戦 初回2死二塁から岡本和の三塁線のゴロをスライディング好捕。すぐに立ち上がり一塁へ送球したが悪送球となり失点に。

 17日・中日戦 2点リードの九回2死満塁から2点内野安打を許して痛恨ドロー。まず、代打・福永の三遊間へのゴロを木浪が捕球。二走・尾田の三塁オーバーランを刺そうと三塁送球も佐藤輝は三塁に背を向け二走の動きを見ず…。その間に本塁生還を許した。

 27日・DeNA戦 初回2死一、二塁から三遊間の当たりを捕球した木浪が三塁送球も佐藤輝がベースカバーを怠る。

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