3試合にスタメン復帰となったサトテルが、最初の打席で甲子園に快音を響かせました。残念ながら直後に降雨ノーゲームとなってしまい「幻のヒット」となりましたが、上り調子なのは間違いない。今日もガツンと打ってくれるはず!
帰ってきた佐藤輝明が弾丸打で即快音「お風呂入らせて」3試合ぶりスタメン雨でずぶ濡れ
(日刊スポーツより)
<阪神-ヤクルト>◇10日◇甲子園
阪神佐藤輝明内野手(26)が、スタメン復帰即快音を奏でて虎ファンを沸かせた。体調不良を経てヤクルト戦で3試合ぶりに「3番三塁」で出場し、第1打席で弾丸の右前打。試合は3回途中降雨ノーゲームでヒット自体は幻になったが、4本塁打のキング復活は明るい材料だ。4番森下、5番大山も指定席に復帰。チームはホーム開幕戦から球団ワーストの5試合連続白星なしが続くが、帰ってきた背番号8が今日こそ25年初の六甲おろしを響かせる。
復活の快音が弾丸ライナーで右前に飛んでいった。佐藤輝の第1打席。会心の一撃にスタンドから大歓声が巻き起こった。背番号8にほっとした笑みが浮かんだ。
「いい当たりが出たのでよかった。感覚の不安はあったけど、いい当たりが出たので大丈夫かな」
体調不良のため、8、9日はグラウンドでの試合前練習に姿を見せず、2戦連続のベンチスタート。8日は代打で出場し「少しよくなったので最後に出た。いい経験にはなった」と話していたが、笑顔はなかった。9日は今季初めて欠場して状態が心配されたが、この日は、試合前練習に元気よく参加。「しっかり仕事ができるように準備していきたい」と明るい表情でグラウンドに立ち、しっかりフルメニューをこなした。
スタメン発表時の「3番サード佐藤輝明」のコールに、甲子園は大きく盛り上がった。佐藤輝を欠いた打線は迫力に欠け、ヤクルトに連敗していた。そして初回2死の初打席。フルカウントから左腕山野の7球目を完璧にとらえて、右前に運んだ。「よかったんじゃないですか」と手応え十分。ファンにとっても待ちに待った背番号8の勇姿だった。
今年でプロ5年目だが、ケガや体調不良が少ないことで知られ、不振以外のスタメン落ちや欠場は今回が初めてだった。「もっと(体調に)気をつかってやっていかないといけない」とあらためて自省するきっかけにもなった。ユニホームは雨でずぶ濡れ。「早くお風呂に入らせてください」と笑顔を見せた。
開始前から降り続いた雨は3回前から強くなり、午後6時44分から中断。約45分後に1度は再開のアナウンスがあったが、再び雨が強くなり、直後にノーゲームが決定した。藤川監督は佐藤輝について「また明日以降ですね」と期待。佐藤輝も次戦に向け「しっかりいい準備をしたい」と燃えた。ホーム開幕5戦未勝利は球団ワーストで、初勝利はお預けになったが、佐藤輝の3番復帰で、4番森下、5番大山のクリーンアップも復活。11日から3連戦を戦う中日には昨季、11戦10勝1分け0敗と抜群の相性を誇る。背番号8が打線を引っ張り、今日こそ25年初の六甲おろし大合唱といきたい。
▼阪神-ヤクルト戦(甲子園)は3回表攻撃中、降雨ノーゲームとなった。90年以降で、阪神戦のノーゲームは21年5月1日広島戦(甲子園)以来4年ぶりで21度目。このうち甲子園でのノーゲームが13回、横浜が3回、ナゴヤが2回、広島、マツダスタジアム、宇都宮各1回となっている。
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