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「1つでも先へ」サトテルが足で魅せた!

「1つでも先へ」サトテルが足で魅せた!

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プロ野球では、そうそうヒットが都合良く重なるものではありません。せっかく塁に出たからには、「1つでも先へ」という走塁への意欲が得点を生み出す原動力となります。サトテルはあの巨躯で意外にも?俊足。バット以外のもう1つの武器も、フル活用してもらいたいですね。

「意識や」岡田監督も認めた佐藤輝明の足技 三ゴロで一塁から一気三進「頭にあった」
日刊スポーツより)

<ヤクルト3-6阪神>◇8日◇神宮

阪神佐藤輝明内野手(25)は一瞬の隙を逃さなかった。森下のソロで同点に追いついた4回無死。四球で出塁し足で流れをたぐり寄せた。5番大山の打席。フルカウントで二塁へスタート。大山の三ゴロで二進。この時、三塁村上が数歩、ステップしていたことを確認していた。

「いけると思ったのでいきました。(打球が)サードに飛んだ時に、ちょっと頭にあったので」

村上が一塁へ送球する間に二塁ベースを踏んで三塁へ。無安打で1死三塁の好機をつくりあげた。

ヤクルトは前進守備。続く前川のヒットゾーンが広がった。後輩の三遊間を破る左前適時打で生還。指揮官は「(前川の気持ちは)全然楽よ。やっぱり(走者)二塁と三塁ではな。ましてや前進守備を向こうもしてくるしな。同点(のピンチ)やから」とアシストの大きさにうなずいた。4番が決勝のホームを踏み、今季19度目の逆転勝ちだ。

187センチの体格を誇るが俊足の持ち主でもある。50メートルを6秒台前半で走り抜ける。昨季は7盗塁。オリックスとの日本シリーズ第1戦では自らの二盗からビッグイニングをつくった。思い切りの良さがある。岡田監督も「意識や。意識の問題や。それは」と高い集中力を認めたこの日の足技。打つだけが仕事ではない。

3点リードの5回1死一、二塁では吉村のフォークに対応し中前適時打。「1本出てよかった。大きかったと思います」とうなずいた。5回降雨コールド負けとなった前夜は2打数無安打。連続試合安打は14、連続試合本塁打は3、連続試合マルチ安打は8、連続試合得点は11で、記録がことごとく止まっていた。一夜明け、主軸の仕事で打率も2割8分をキープ。9日からの広島、巨人との6連戦へ向け「また戻って、いい試合をしたいと思います」。連敗を止め、勢いに乗って大阪に帰る。

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