お目覚め?サトテルが久しぶりに1試合2本のアーチを放ち、岡田監督の球団監督として最多タイとなる514勝目に華を添えました。エラーで失点の起点となったと思えばバットで返す。まさに“サトテル劇場”でした。夏場はHR量産体制に入ってもらいたいですね。
阪神・佐藤輝 123打席ぶり4号「入って良かった」 決勝5号には「絶対に打つ、という気持ちで」
(スポーツニッポンより)
阪神・佐藤輝明内野手(25)が3日の広島戦で昨年5月14日DeNA戦以来の1試合2本塁打で2連勝を呼んだ。2回は123打席ぶりの先制4号を右翼席へ。自らの失策から同点を許した直後の6回は決勝5号を左翼席へ運んだ。首位・広島に2ゲーム差の2位に再浮上。岡田彰布監督(66)は阪神監督として514勝目を挙げ、球団最多の藤本定義に並んだ。
佐藤輝は疑っていた。「最近いったかな…というやつが入らないことが多かった。ちょっとどうかな…と」。6月26日の中日戦では右翼から左翼方向へ吹く甲子園の「浜風」に阻まれ、フェンス直撃がやっと。狭い神宮を舞台にした同30日のヤクルト戦も1点を追う9回2死一塁から左翼の上空への一打が、もうひと伸び足りず、二塁打にとどまった。
「入って良かった。(右翼手の)追い方が怪しかったので、危なかった。手応えは良かった」
誰より本人が待ちわびた4号。4月21日の中日戦(甲子園)の第3打席以来、4年目で自己最長122打席の足踏みの末につかんだ。万雷の拍手を全身に浴びてベース一周。そんな貴重な先制弾を自らの拙守で一度はフイにした。
5回2死で三塁線のゴロを逆シングルで好捕するまでは良かった。ワンバウンドの一塁送球が右翼側にそれる間に打者走者に二進を許し、続く同点三塁打に直結した。5月には痛恨の失策を契機に2軍降格。逆に奮い立った。
「エラーした後だったので、絶対に打つ、という気持ちで。取り返せて良かった」
直後の6回2死。九里の外角チェンジアップにバットを合わせ、微風にも乗せて左翼席最前列まで届いた。「逆方向へ、いい形で捉えることができた」。自賛の5号で奪った1点が今度こそ決勝点になった。
岡田監督に節目の白星を贈り「良かったです」と喜んだ。5月中旬から約3週間の2軍調整を指示されたのも、夏場以降の正念場を見越したもの。復活を信じて待った虎将へ、恩返しのアーチだ。
「しっかり、いい状態をキープして、チームに貢献したい」
練習中には幸運や繁栄の象徴とされるバッタとたわむれた。「グラウンドにもミンミンゼミが落ちていました。試合中に」。復調を感じさせる無邪気な笑顔。右へ左へ、広島の夜空にかけた虹は「バッタもん」ではない。強打も、そして失策も演出の一つにする“輝劇場”が戻ってきた。
○…佐藤輝(神)が2回に先制の4号ソロを放ち、自己最長を更新していた連続打席ノーアーチを122で止めた。同点の6回には勝ち越しの5号ソロ。1試合複数本塁打は、23年5月14日のDeNA戦以来で通算6度目(2発が5度、3発が1度)。また、今季の本塁打を見ると
号 月日 投手(所属) [点] 肩書
1号 4月5日 木沢(ヤ) [1] 勝ち越し
2号 4月6日 吉村(ヤ) [2] 勝ち越し
3号 4月21日 松葉(中) [3] 先制
5本すべてが肩書付きで貢献度が高い。
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