6月1日(日)、マツダスタジアムで行われた広島東洋カープ対阪神タイガースの一戦は、阪神が8-0で快勝し、同一カード3連勝を飾った。この試合の主役は、4番・佐藤輝明内野手(26)。8回表に放った13号3ランで試合を決定づけ、本塁打と打点の2冠に返り咲いた。チームは今季最多の貯金10、両リーグ最速の30勝に到達し、3日から始まる交流戦に弾みをつけた。
初回、阪神は1番・近本光司が四球で出塁し、2番・中野拓夢の進塁打で二塁へ。続く3番・森下翔太が左翼スタンドへ先制の2ランホームランを放ち、幸先よく2点を先取した。その後は両チーム無得点のまま試合が進行。阪神の先発・伊原陵人は6回1/3を無失点に抑える好投を見せた。
迎えた8回表、阪神は2死一、二塁のチャンスを迎える。打席には4番・佐藤輝明。広島の3番手・塹江敦哉の外角変化球を捉え、右翼スタンドへ13号3ランを放った。打った瞬間、佐藤はバットを放り投げ、打球の行方を見つめる「確信歩き」。「うまいこと打てたと思います」と振り返ったこの一打で、佐藤は37打点とし、同僚・森下翔太とDeNA・牧秀悟を抜いて打点リーグ単独トップに立った。
9回表には、1番・近本がライトへのタイムリースリーベース、2番・中野がセンターへのタイムリーツーベースを放ち、さらに3点を追加。試合は8-0で阪神が勝利し、広島戦3連勝を達成した。藤川球児監督は試合後、「ファンの方も楽しいでしょう」と佐藤の一発を称賛した。
この試合での佐藤の成績は、5打数1安打3打点1本塁打。打率は.290に上昇し、通算本塁打は97本となった。今季から取り入れた構えの前に両膝を曲げる動作が功を奏し、打撃の安定感が増している。「まだまだ打てるところもあった。練習したい」とさらなる向上を誓った。
阪神はこの勝利で、今季最多の貯金10、両リーグ最速の30勝に到達。3日から始まる交流戦では、パ・リーグ首位の日本ハムと対戦する。4番・佐藤輝明の活躍が、チームの勢いをさらに加速させることが期待される。
佐藤の13号3ランは、5月24日・中日戦以来の一発。試合後、「交流戦でも打てるように頑張ります」と意気込みを語った。本塁打と打点の2冠に返り咲いた4番のバットが、交流戦での阪神の躍進を牽引する。
この日の試合は、阪神打線が10安打8得点と爆発。投手陣も伊原、湯浅、及川、ネルソンの継投で広島打線を4安打無得点に抑え、完封リレーを達成した。攻守がかみ合った快勝で、阪神は交流戦へ最高の形で突入する。
佐藤輝明の一発が、チームに勢いをもたらしたこの試合。4番のバットが火を噴けば、阪神の快進撃は続くだろう。

