不動のスタメン、クリーンナップとして1年間活躍するためには、バッティングだけではなく守備の強化も必須です。サトテルが、三塁の個別練習に臨み、鬼ノックを合計50分間受けてレベルアップを図りました。鉄壁のサードとなるため、成長を続けてほしいですね。
進化の予感漂う佐藤輝明 鬼ノック耐え抜き130メートル弾も「今日よかった」岡田監督
(日刊スポーツより)
阪神佐藤輝明内野手(24)が、キャンプ初日から「鬼ノック」で鍛え抜いた。1日、沖縄・宜野座での春季キャンプで徹底的な守備練習を敢行。午前にメイングラウンドでシートノック、午後からはサブグラウンドで三塁の個別守備練習に臨んだ。全体練習中に約10分間ノックを受けると、さらに約40分間の特守。馬場1軍内野守備走塁コーチのノックをおかわりし「暑いですね、沖縄は」と歯をくいしばった。
最高気温は25度。汗だくになりながら白球を追った。現役時代は岡田監督に「自衛隊」と呼ばれ、オリックスで2度ゴールデングラブ賞に輝いた名手からノックの嵐。体力も削られ、両手を膝につけるシーンもあったが、ファンから「テル、頑張れ!」の声が飛ぶたびに踏ん張った。
特に三塁線への打球を何度も反復。馬場コーチからは「スライディング禁止令」が出ており「しっかり足を使って送球につなげるのが守備だと思う」と意図を理解。「全部課題なので頑張ります」とハンドリング、足さばきなど全ての面でレベルアップを目指す。同コーチは「最低今日くらいはやっていきたい」と予告。ノックを受けることで下半身強化のプラス効果も期待できる。
守備練習前に行ったフリー打撃では、岡田監督が見守る前で77スイングし5本の柵越え。右翼席に新設された“アレネット”を越えていく推定130メートル弾もあった。昨年の春季キャンプ初日は柵越え0本に終わりカツを入れていた指揮官も「まだ今日よかったよ」とうなずく。オフは米シアトルでの武者修行など鍛錬に励んできた背番号8も「このオフで、だんだんバッティングが分かってきたのが実感できた」と手応え十分だ。プロ4年目。さらに進化の予感が漂う2・1だった。
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