サトテル痛恨エラーで逆転負け・・・2軍降格へ

サトテル痛恨エラーで逆転負け・・・2軍降格へ

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先発の“村神様”が好投し、守備戦をなんとか制して勝ち切りたい終盤、サトテルが痛恨のエラーを犯してしまいました。「当たり前の事を、当たり前にやる」これができなくては、厳しいプロの勝負に勝つ事などできません。2軍降格となってしまいましたが、もう一度基本からしっかり見直してほしいですね。

阪神、拙守で首位陥落 佐藤輝明の落球にあきれる岡田彰布監督「あれで終わりよ」
サンケイスポーツより)

(セ・リーグ、中日4-2阪神、7回戦、阪神4勝2敗1分、14日、豊橋)白星も、白球も、絶対につかまなくてはならなかった。そのすべてが佐藤輝のグラブからこぼれ落ちた。豊橋にこだまする悲鳴にも似た虎党の声。試合後、岡田監督はあきれ顔で勝負の分け目を振り返った。

「うまいことな、バントで(アウトに)いけたと思うたけどな。あれで終わりよ。おーん」

さらに「当たり前のことを普通にやることが大事」と問われると「もうええ、ええ、それは。キャッチボールやからな」と突き放した。

2-1で迎えた八回だった。粘り強く竜打線を抑えていた先発・村上が先頭の岡林に二塁打を浴びた。続く田中はバントの構え。2球目に目の前に転がった白球を、捕手・坂本は迷わず三塁へ送球した。ストライク送球。タイミングはアウトか-。だが、タッチを焦った佐藤輝が捕球できなかった。

ボールはグラウンドを転々とする。この後、無死一、三塁からカリステに同点打、そして1死満塁から石川昂に勝ち越し2点打を許した。指揮官が「あれで終わり」と一刀両断するのも無理はない。佐藤輝が捕球しアウトにできていれば、1死一塁。虎が勝利をつかむ可能性は高かった。

キャンプイン前日の1月31日。全体ミーティングで指揮官は「とにかく守備から入るからね。もう一回、守備を重点的に置いていこう」とナインに訓示した。2024年も改めて「守り勝つ」野球を徹底したはずだった。当たり前のことを当たり前にやる。昨季日本一に輝いた一番の要因が欠けている。

「そら、あんなプレーばっかり出るんやから。村上のとき、いくつエラーしたんや」

村上が登板した7試合はチーム全体で6失策(佐藤輝は2失策)と味方が足を引っ張ってしまっている。同期のエースの勝ちを消してしまったプレーに佐藤輝は「あれは捕らないといけない。僕のミスです」と唇をかみ締めた。これでリーグワーストタイの6失策。2試合ぶりの先発復帰で2安打と打棒復調の兆しを感じさせた大砲だが、岡田野球の神髄でもある守りでのミスが目立つ。指揮官のあきれ具合から2軍降格の可能性もある。

巨人が勝利したため、阪神は2位に転落した。七回には遊撃・木浪も6失策目を喫しており、気付けばチーム24失策はリーグワーストどころか12球団で最多となった。貧打に続いて露呈した拙守の虎。岡田監督のボヤキは止まらない。

「いやいや、普通のプレーやんか。それはもうどうこうの問題じゃないやろ、そんなのは」

当たり前を当たり前に。普通のプレーを普通に。現状を打破するにはいま一度、原点に立ち返らないといけない。

 

◆佐藤輝の捕球ミスについて阪神・馬場内野守備走塁コーチ 「難しいとかそういう問題じゃない。あそこは絶対アウトにしてあげないと駄目」

 

■データBOX

◉…佐藤輝は今季6失策目。木浪、牧(DeNA)と並んでセ・リーグワーストだ。佐藤輝は村上の登板試合では、4月2日・DeNA戦(京セラ)に続く2失策目

◉…阪神は14日の2失策を加えて計24失策は両リーグ最多。同最少は広島の10

 

■佐藤輝、今季の痛恨失策VTR

★4月2日・DeNA戦(京セラ) 一回1死一、三塁のピンチ。先発の村上が牧に三塁へのゴロを打たせ、併殺でチェンジかと思われたが…。佐藤輝が弾いて先制点献上。この回一挙4失点し、3-5で敗戦。岡田監督は「ゲッツーやろ。そういうことやんか」と怒りをにじませた。

★4月7日・ヤクルト戦(神宮) 1-2の八回2死二塁でオスナのゴロを後逸し、重い3点目。1-3で敗れ、「捕ってほしかったじゃない。やっぱり捕らなアカンよ」と平田ヘッド。馬場内野守備走塁コーチも「必死さがないっていうかね。集中力が欠けているようには見えましたよね」と厳しく話した。

 

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