松山の地で、才木投手がようやく本領発揮!嬉しい今シーズン初勝利を飾ってくれました。あわやノーヒットノーランかと思わせる快投で、7回を2安打無失点。打線もクリーンナップがしっかり稼働し、磐石の試合運びを見せてくれました。
阪神・才木浩人、三度目の正直で勝った! 「ノーノーミスった」けど圧巻7回0封
(サンケイスポーツより)
(セ・リーグ、ヤクルト1-5阪神、3回戦、ヤクルト2勝1敗、15日、松山)圧巻の初星!! 阪神はヤクルトに5-1で勝ち、再び貯金1とした。才木浩人投手(26)が六回2死まで無安打に抑えるなど、7回2安打無失点の好投で今季初勝利。昨季チームトップの13勝を挙げたエースが、3試合目の登板でようやく快幕。ここから今季も勝ちまくるで~!!
土鍋で炊いた松山名物〝鯛めし〟のように、じっくりと三度目の正直で白星をつかみ取った。坊っちゃんスタジアムで、才木が鯛のような生き生きとした投球を披露。ヤクルト打線を圧倒し、スコアボードにゼロを並べた。
「強いて言うなら、八回まで行けたら良かったですけど。一番はチームに勝ちがついてほしいので、それは良かったなと思います」
気温は10度前後。冷たい風が吹き付けるマウンドで、闘志に満ちた表情で腕を振った。ヤクルト打線を相手に7回2安打無失点。六回2死から西川に中前打を許すまで無安打投球と、制圧的な投球を見せた。
「あんまり意識していなかったですけど、打たれて(スコアボードの)Hのところに『1』ってついて、ノーノーミスったと思いました」
今季3試合目の登板で、待望の初勝利をつかみ取った。4月1日のDeNAとのホーム開幕戦(京セラ)で六回途中4失点。8日ヤクルトとの甲子園開幕戦では8回1失点と好投しながらも、援護に恵まれず。ともに試合前にレジェンドOBが集結するなど開幕セレモニーが行われたが、2連敗を喫していた。この日は六回までに5点の援護を受け、「これからも点を取ってもらえるようにお願いしておきます」と笑顔だ。
才木を〝火曜日の男〟として任命した藤川監督は「2回負けたことよりも、自分のピッチングを続けている力強さを感じた」と右腕を絶賛。今季初白星にも「そのレベルではないと思う」とさらなる活躍を期待した。
今年にかける思いは人一倍強い。才木の母・久子さんは「今年は野球一本という感じですね。年末年始も12月31日に帰ってきて。元日はみんなで初詣に行ったんですけど、午後にはトレーニングをするからと言って帰っていきましたよ」と証言する。家族だんらんの時間を楽しむと、すぐさま頭の中を野球に切り替え。街中に正月の雰囲気が漂う中、才木はすでにシーズンに向けて動き出していた。
開幕直前、オープン戦の最終戦だった3月23日オリックス戦(京セラ)後、西宮市内の焼き肉店で決起集会が行われたが、才木の姿はなかった。「登板2日前で、自分はいろいろと調整で、違うところに行っていたんですよ」。先発予定だった25日のウエスタン・オリックス戦(京セラ)の登板を優先。野球ファーストの一年にする決意の表れだった。
「3戦目にしてやっとゼロで終われた。継続してやっていけたら」
昨年も3試合目の登板で初勝利を挙げ、そこから8連勝と勢いに乗った。才木の2025年版連勝ロードがスタートする。
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