昨季までの4番から5番へのコンバートが予想される大山選手。FA権行使からの残留を選び、チームに懸ける想いは人一倍大きいはず。自らのバットで得点を重ね、タイガースを再び日本一へと導いてくれるでしょう!
阪神・大山 勝たせる「5番」に 10分間に“勝つ”6連発 もう一度リーグ優勝&日本一へ責任感
(デイリースポーツより)
阪神の大山悠輔内野手(30)が24日、甲子園球場の室内練習場で自主トレを公開した。藤川球児監督(44)は大山の5番起用構想を明かしているが、「チームが勝つためにどうしたらいいか」と任された打順で全力を尽くすと宣言。国内FA権を行使しながら残留を決めたシーズンとなり、王者奪還だけを目指す。
シーズンオフの空気感は一切感じさせない。大山は終始、真剣な表情でバットを振り込んだ。今季は昨季までの主戦場だった4番から、5番を任されることが有力。「チームが勝つためにどうしたらいいか」。打順が変わっても意識は変わらない。勝利の2文字を追い求めていくと誓った。
そのための準備もできている。「引き出しを多く持っておくことで、その時にパッと何か答えを出せるようにしておきたい」。当然、再び4番を担う可能性もある。指揮官の決断に、瞬時に応えなければならない。
そこで心がけているのが視野を広げること。「野球だけにとらわれず、もっといろんな世界を見ていくことも大事だなと思いました」。スポーツに限らず、私生活のささいなことからヒントを得ようとしている。アンテナを張り巡らせ、野球につながるきっかけを探ろうとしていた。
オフは小野寺と一緒に自主トレを敢行。昨年までの反省点を踏まえ、「いい練習ができた」と言い切れるほどの充実した日々を送った。テーマは「全部」。肉体面、技術面、メンタル面…。ありとあらゆる部分を見つめ直し、30歳を超えても進化を遂げようと努力している。
3番・佐藤輝、4番・森下と頼れる後輩が前を打ち、それをかえす役割が新打線の理想。プロ通算では186試合で5番に座ってきた。打率・283、42本塁打、147打点を記録。勝負強さは売りの一つだが、「もちろん打たないと勝てない。その辺の責任感はあります」。思いを力強く言葉に乗せた。
国内FA権を行使しながら、残留を選んだ。決断後も心が穏やかだったわけではない。「落ち着いた部分もありますし、より一層、プレッシャーを感じてやらないといけない責任感もある」。求められるハードルの高さは理解していた。
個人成績には目もくれない。「チームが勝つことです」。約10分の取材で“勝つ”に関するワードを6回発した。「やっぱりもう一度優勝、日本一、それを達成したいと思って残留を決めた。もう一回チームのみんなと頑張りたい」。タテジマのユニホームでもう一度、歓喜の瞬間を迎える。
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