“カープキラー”として抜群の相性の良さを発揮してきた大竹投手を先発に立てたこの試合は、何が何でも白星をもぎ取りたい一戦でしたが・・・4失点で流れを変える事はできませんでした。打線も沈黙し、浮上のきっかけが見当たりません。自力優勝が消滅する崖っぷちになった今、各自の奮起に期待するしかありません。
「コイキラー」大竹耕太郎でも勝てず…首位広島に連敗「悔しい」捕手坂本誠志郎は抹消へ
(日刊スポーツより)
<阪神1-5広島>◇10日◇京セラドーム大阪
カープキラーでも勝てず…。阪神が首位広島相手に連敗を喫し、2カード連続の負け越しが決まった。ゲーム差は今季最大に並ぶ4に広がり、11日広島戦(京セラドーム大阪)に敗れるか引き分けなら、自力優勝の可能性が消滅する。先発した大竹耕太郎投手(29)は7回途中7安打4失点で、通算11試合目でコイに初黒星。バッテリーを組んだ坂本誠志郎捕手(30)は、11日にも出場選手登録を抹消される。
反撃もできずに連敗を喫し、言葉もなかった。岡田監督は試合後、インタビュールームで行われる囲み取材に応じなかった。無言のまま、帰路についた。
「コイキラー」がまさかの背信マウンドとなった。大竹が7回途中7安打4失点。「自分がこういうピッチングになったことで、僕じゃないところで迷惑がかかったりしている。1球の重みをもっと感じろという、直接は言われていないけど、そういうふうに僕はとらえている。やっぱり悔しい」。広島相手に圧倒的な強さを見せてきた左腕が、唇をかんだ。
2回に先頭の末包に四球、坂倉に右前打を許し、その後、1死二、三塁とされると、堂林に初球を捉えられて先制の2点適時二塁打を浴びた。「最初の2点は不用意というか。ボールで入るというサインが出ていたんですけど、自分がそれを見ていなくて、結果的に初球を打たれてしまった」。7回は2死一、二塁から会沢に左前適時打を浴び、続く秋山に四球を出すと、満塁から矢野に4点目の左前適時打を献上した。
広島戦では今季ここまで2勝0敗、防御率0・45。昨季から通算10試合で無傷の8勝、防御率0・54と圧倒的な強さを見せていた。しかし、通算11試合目で広島戦では自己ワースト4失点を喫し、負けれない一戦で悔しい初黒星となった。
7回にカメラに抜かれたベンチの岡田監督は、もの申したそうな表情で、何かをつぶやいていた。配球に不満もあったのか、バッテリーを組んだ坂本は、11日にも出場選手登録を抹消されることになった。
打線も広島森下を前にわずか5安打。適時打は2回に大竹が放った1本のみだった。苦しい連敗で、首位広島とは今季最大タイの4ゲーム差。11日に引き分けか敗れれば、自力優勝の可能性が消滅する。まさに正念場。打てる策を打って、何が何でも3連敗を阻止する。
▼阪神は11日にも今季の自力優勝の可能性が消滅する。条件は広島戦に△または●。いずれの場合も、阪神が12日以降の38試合に全勝しても、広島が阪神戦以の38試合に全勝すれば勝率で阪神を上回るため。
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