6連勝中の勢いそのままに、先発の大竹投手が投げて打っての大活躍で、4万超満員の甲子園を沸かせてくれました。バスターで長打のタイムリーは驚きましたね!珍しいパターンでマジックは「3」も一気に減り残り「7」。油断せず、1つずつ減らしていきましょう。
阪神・大竹、初の10勝 一気に3つ減ったM7
(サンケイスポーツより)
(セ・リーグ、阪神5-1広島、20回戦、阪神12勝7敗1分、9日、甲子園)ついに1桁!! 阪神は2位広島との直接対決を5-1で制し、9月負けなしの7連勝。優勝へのマジックナンバーを一気に3つ減らして「7」とした。先発した大竹耕太郎投手(28)が七回途中1失点(自責0)で自身初となる10勝到達。打っては二回に適時二塁打を放ち、投打で躍動した。現役ドラフトで加入して1年目。〝アレの使者〟がラストスパート開始の鐘を力強く鳴らした。
甲子園の上に広がる澄み渡った青空のように、アレへの視界はまた一段と明るくなった。鯉連倒で優勝マジックを一気に3つも減らし、ついに1桁の「7」。大竹が投打にわたる大活躍で勝利を呼び込み、初の2桁勝利に酔いしれた。
「野手のみなさん、(坂本)誠志郎さんのリードに助けられて、ここ(2桁勝利)まで来ている。それに対する感謝の気持ちが大きいです」
序盤は広島打線がコンタクトしきれていないと判断した直球で攻めた。内野ゴロの山を築き、四回までは外野への打球を一本も許さない。次第に変化球も織り交ぜ、六回までは二塁すら踏ませなかった。5―0の七回は2死から味方の失策で得点圏に走者を背負い、適時打で1点を返されて交代となったが、6回⅔、5安打1失点(自責0)で白星ゲット。10勝のうちの5勝は広島戦というキラーぶりを発揮した。
「前回の登板では大事なところで牧選手にホームランを打たれてしまって、遊び心がなかった。今日はピンチを作ってもそういう遊び心を持って投げたいと思っていた」
8月30日のDeNA戦(甲子園)では相手主砲のV3ランに屈した。打者のタイミングを外す80キロ台のチェンジアップを序盤から有効的に使っていたが、牧にとらえられたのは140キロの直球。翌日は阪神OBのサンケイスポーツ専属評論家・藪恵壹氏によるサンスポの記事が目に入ってきた。
「『勝負どころで急に真面目になる』と書かれていて。(遅いチェンジアップを)勇気を持って投げていると思われているけど、いざというときはビビって使えていないということ。確かにそうだな、と思いました」
間接的な指摘を心に留めて中9日のマウンドに上がると、七回にはマクブルームにこの日の最遅となる82キロのチェンジアップを投じるなど、遊び心を有効活用。「160キロで(スタンドが)沸くというのはありがちですけど、80キロで沸くというのも気持ちよかった」と、肌で感じたどよめきは爽快だった。
バットでは二回1死一、三塁、バントの構えを繰り返し、カウント2―1からバスターを実行。森下の145キロを振り抜いて左翼の頭上を破り、プロ初の長打&タイムリーとなる二塁打を放った。「大学(時代)も森下くんからバスターでヒットを打っている。再現できた」。二塁ベース上では両手を突き上げてガッツポーズ。守備隊形を確認してサインをバントから変更した岡田監督も「あそこまで飛ばしたのは初めてじゃないですか? 最長飛距離ですね」と笑った。
「昨日(8日)、(10勝目を挙げた)村上のいい投球を見てすごく刺激を受けましたし、明日(10日)は(伊藤)将司が10勝目をしてくれると思う。またアレに向けて、みなさんで頑張っていきましょう!!」
大竹がお立ち台で呼びかけた。チームの貯金は今季最多32となり、2位広島とのゲーム差も2桁の10に拡大した。最短Vは14日。虎がこの勢いで歓喜のゴールテープを切る。
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