3番起用に燃えた!小野寺が執念の2点タイムリー

3番起用に燃えた!小野寺が執念の2点タイムリー

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この日3番で先発起用された小野寺選手が、岡田監督の期待にしっかり応えてくれました。本人の言葉でいう「汚い」ヒット、泥臭く放った一打で、チームを勝利に導きました。ポストシーズンに向けて、ますますの活躍に期待ですね!

俺も3番候補!阪神・小野寺の技術詰まったラッキー三塁打 指揮官うなる「あの1本で十分やな」
スポーツニッポンより)

 鋭くなくていい。ヒットになれば何でもいい――。今季119試合目にして初めて組まれたオーダーで「3番・左翼」に名を連ねた小野寺が、1点を追う3回2死一、二塁で決勝の2点三塁打を放ち、チームをヤクルト戦6連勝に導いた。

 「汚いヒットでしたが、最高の形になったんでよかった。泥くささというか、汚さも持ち味。ああいう(好機の)場面でも結果を残せるよう頑張りたい」

 ピーターズの前に3球で追い込まれながら粘りに粘る。フルカウントからの9球目を打ち上げると、打球は一塁後方へ舞い、スライディングキャッチを試みたオスナをあざ笑うかのように右翼線へポトリ。二走・近本に続いて一走・中野も本塁に迎え入れた。

 8月19日DeNA戦以来の「3番」先発。「(先発を)言われたのは今日の試合前」(小野寺)。後半戦は後輩・森下の定位置となっていた。打線がテコ入れされた前日1日にはミエセスが起用され、安打も放っていた中での抜てきに燃えないわけがない。結果的には1安打で7回に代打・島田を送られたものの、岡田監督を「あの1本で十分やな、はっきり言うて」とうなずかせた一撃。打球が風によって戻される幸運も、常日頃から準備を怠らない姿勢が呼び込んだと言っていい。

 昨季から意識的に行う取り組みがある。2ストライクからでも、たとえ詰まってもいいから内野と外野の間に打球を落とす打撃だ。この夜の三塁打こそ、その最たるもの。チームメートも「小野寺は速い球は前でさばけるし、追い込まれても右腰の前でさばける」と証言する。抜群の対応力で今季は打率・333(48打数16安打)。「3番先発時」に限ると同・350(20打数7安打)へとはね上がる。高いアベレージが残るのも必然だ。

 「毎試合、自分がやれることを思い切ってやるだけです」。小野寺が余韻に浸ることはない。帰り際に見せた鋭い視線は、早くも次戦へと向いた。 



【データ】
 ○…小野寺(神)が8月19日のDeNA戦以来、今季5度目の先発3番。前日の木浪に代わって小幡が8番を務めたこの日の先発オーダーは、今季初めての組み合わせ。119試合で60通り目になる。

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