歴史を積み重ねて100年。今年の8/1開催・伝統のTG戦はただのリーグ戦の1試合とは異なります。このメモリアルゲームでの先発勝利を、村上投手が切望しています。2年目のジンクスなどどこ吹く風、今年も快投に期待しましょう!
阪神・村上が新春の誓い MVP右腕が8・1「甲子園100周年」巨人戦登板を熱望する2つの理由
(スポーツニッポンより)
阪神・村上頌樹投手(25)が3日、新春の誓いとして、今年8月1日の「甲子園100周年」の記念日に開催される巨人戦での勝利を掲げた。1924年の同日に開場した聖地は、智弁学園(奈良)3年時の16年選抜で優勝した投手にとって特別な場所であり、幼少期から虎党の右腕は、伝統の一戦には並々ならぬ思いがある。2024年は新人王とMVPを獲得した昨季以上の活躍を果たし、本拠地メモリアルイヤーに花を添える。
2024年は甲子園にとって、記念すべき一年だ。1924年8月1日に開場され、ちょうど100周年になるその日に、本拠地で巨人戦が組まれた。7月30日からの3連戦の3戦目となり、関連イベントも開催される見込み。節目の一日となる8カ月後の一戦を、村上は思い描いた。
「ローテーションの兼ね合いもあるし自分の調子もあるので、その日に投げられる確率は低いかもしれない。でも投げられるのであれば、投げたい。記念のゲームだし、しかも相手が巨人ということで、ファンの方もすごく気合が入っていると思う。そこで勝ちたいです」
昨季、新人王とMVPを獲得した右腕が、「8・1」登板を熱望する理由は二つある。その一つ目は智弁学園(奈良)3年時の16年選抜で全国制覇し、甲子園を「生きがいのような場所」と位置付けるからだ。20年ドラフト5位で東洋大から阪神入りが決まり、「高校時代にいい思い出がつくれ、さらにプロで本拠地となるということで、入団が決まった時はテンションが上がった」というほど思い入れが強い。昨季7試合に登板し、熱狂的なファンに囲まれて投げる喜びを知った。
「いざマウンドに立つと、本当にすごい球場だと改めて気付かされました」
もう一つの理由は、タテジマを着る以上、巨人を永遠のライバルだと認識するからだ。兵庫・淡路島で生まれ育った生粋の虎党は、伝統の一戦の重みを熟知している。
「テレビでも新聞でもライバル関係を強調するじゃないですか。小さい頃からそれを見ているので、巨人を自然と意識する。他の4球団よりも勝ちたい気持ちが強い」
待ちに待った巨人戦のプロ初登板は昨年4月12日。7回無走者投球を続けながら交代を告げられたゲームだ。8月25日にも対戦して6回1失点。13イニングで自責0、対戦防御率0・00を誇り、「令和のGキラー」の襲名に期待がかかる。
活躍した翌年に陥る「2年目のジンクス」を寄せ付けないため、昨年末は近本と合同自主トレなど準備に余念がない。「生きがい」という甲子園のメモリアルイヤー。大ブレークした昨年以上の輝きを放つためにも、8月1日のマウンドは誰にも譲れない。
▽阪神甲子園球場 兵庫県西宮市甲子園町にある野球場。阪神電鉄が所有、管理、運用を行う。1924年(大13)8月1日「甲子園大運動場」として開場。同年から現在まで全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)と、選抜高等学校野球大会(春の甲子園)の試合会場として使用され「高校野球の聖地」と称される。阪神タイガースは球団初年度の36年4月29日、金鯱と初の公式戦を行い、フランチャイズ制施行の52年から本拠地球場。本塁―中堅118メートル、両翼95メートル。収容人員4万7400人。
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