首位攻防戦第1ラウンドは、先発の村上投手がまさかの乱調で自滅、初回に一挙5失点を喫し大勢が決まってしまいました。相手も何度か対戦して研究を重ねてくるわけですから、こちら側も対策が必要です。カープとは0.5差に詰め寄られましたが、再度引き離してほしい!
阪神・村上 自己ワーストタイ5失点に岡田監督「入り方やん、初球の。この間もそうやった」
(スポーツニッポンより)
阪神は21日、2位・広島に2―6で敗れて連勝が2で止まり、0・5ゲーム差まで迫られた。先発・村上頌樹投手(25)が立ち上がりから安定せず、5回までに自己最多となる9安打を浴びる乱調。自己ワーストタイの5失点&自責点5で4敗目を喫した。岡田彰布監督(66)は、積極的に初球から打ってくる広島打線にのみ込まれたバッテリーに苦言を呈した。
昨季あり得なかった光景が繰り返された。村上の投げる球が、ことごとく痛打された。5回までに自身初となる9安打を浴び、自己ワーストタイの5失点。自責点5もプロ1年目の21年以来3年ぶりとなるワーストタイで、昨季のMVP腕が早くも4敗目を喫した。
「打たれた球も甘かった。低めにしっかり投げ切ればよかった」
試合を決定づけたのは東洋大OB対決で喫した一発だった。2点劣勢の3回1死一、三塁。カウント1―1から2学年先輩の末包に投じた129キロフォークがど真ん中に入り、バックスクリーンへ運ばれた。1軍ではプロ入り後初対戦で、2安打3打点を献上した。
立ち上がりからつかまった。初回先頭の秋山に投じた初球147キロ直球が、左中間二塁打に。暴投で無死三塁とされると、野間に真ん中低めのフォークを右前に運ばれ先制点を失い、「ただただ(球が)甘かっただけ」とうつむいた。2回無死での末包との第1打席では、107キロのスローカーブを左翼線二塁打されたのをきっかけに、2点目を失った。3イニング連続の失点は、同じ相手に同じ球場で21年8月28日の登板で喫して以来、2度目の屈辱だった。
そんな村上に、岡田監督は「結局、攻め方よりもカウントの入り方やん、初球の。この間もそうやったから」と苦言。4月30日にも初回先頭の秋山に初球を本塁打されていただけに、「対策してないやろ。対策してたら初球ボールとかでちょっと様子見たりして入るやん。簡単にそないしてな、カウント球で、初球ぽーんっていったのが全部やられて、自分のリズムというか、それで投げられへんようになってしまう」と続けた。坂本とのバッテリーへの怒りが収まらなかった。
くしくも、1番打者の秋山は試合後に「基本、真っすぐで入ってくる」と明かした。3カード連続で初戦を落としたチームは、2位・広島に0・5ゲーム差に肉薄された。村上は昨季、先発した全21試合で無失点だった初回で今季は7失点。「(立ち上がりに)毎回取られているので、自分の反省点。そこがいけない」と修正を誓った。
○…村上(神)が自己ワーストの9被安打とワーストタイ5失点で4敗目。初回には野間の先制打を許して1失点。昨季は先発した全21試合で無失点と無双したイニングだったが、今季は8試合中4試合で合計7失点。広島戦では4月30日から3試合連続で喫している。
▼阪神・坂本(広島打線の対策は)毎回いろんなことをしてくるので、こっちも(投手と)いろいろなことをして話して(試合に)入っていますけど、これが野球やと思うので。次勝てるように頑張ります。
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