村上頌樹、最優秀防御率タイトルへ“当確”ランプ

村上頌樹、最優秀防御率タイトルへ“当確”ランプ

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久しぶりの完封負けとなってしまった試合で、一際輝いたのは先発の村上投手でした。6回を5安打無失点に抑え、これで防御率は1.68。規定投球回数までは残り3回2/3となりました。1点台での最優秀防御率タイトルへ、あと一歩です。

阪神・村上頌樹、6回0封で防御率1・68 虎は甲子園9月初黒星もV立役者に不安なし 最優秀防御率に大前進し〝ほぼ確定〟や!
サンケイスポーツより)

(セ・リーグ、阪神0ー1DeNA、23回戦、阪神13勝10敗、17日、甲子園)阪神はDeNAに0-1で敗れ、今季13度目の零敗。先発した村上頌樹投手(25)は、6回無失点の好投で防御率1・68としリーグトップを堅持した。規定投球回までは3回⅔に迫り、岡田彰布監督(65)は「もう今度は4回くらいでええやろ」と示唆。大ブレークを果たした今季のレギュラーシーズン登板を次回で終える見込みで、1点台での最優秀防御率タイトル獲得に〝当確〟ランプがともった。

3日前に歓喜の胴上げを行った甲子園のマウンドが舞台でも、何も変わらない。村上が今季の躍進を象徴するかのようにゼロを並べ、また一歩タイトルへと近づいた。

「いつもどおり緊張しながら(マウンドに)上がったので、変わらずいい感覚でした」

伸びのある直球と精度の高い変化球でゼロを並べた。意識したのは4番・牧。甲子園で5試合連発中。8月29、30日には虎投が2夜連続で決勝弾を浴び、後半戦唯一の同一カード連敗を喫した。

同学年で大学時代から東洋大・村上と中大・牧としてしのぎを削ってきた仲。クライマックスシリーズ(CS)でぶつかる可能性もあるだけに、勢いを削いでおきたかった。一回は、フォークで空を切らせて三振。四回無死一塁では直球で投ゴロ併殺に仕留めた。そして六回2死三塁ではカーブで遊ゴロに打ち取り、見事に沈黙させた。

6回5安打無失点で、セ・リーグ1位を守り続けてきた防御率は「1・68」となった。ここまで10勝5敗。0―0での降板となったが、そこには岡田監督の「100球いく必要ないしな」という〝親心〟があった。勝ち星よりも、タイトルと休養を優先させる-。

規定投球回まではあと「3回⅔」で手が届く。大量失点せずにそこに達すれば、阪神では1975年の安仁屋宗八(1・91)以来となる1点台での最優秀防御率タイトルはほぼ確実。2位以下は2点台だ。大ブレークし虎をVへ押し上げた1年に、最高の勲章が手に入る。新人王はすでに確実と言えるところまでたぐり寄せている。あとはもう、CS以降へ専念するだけ。将も「そっち(CS)優先や。初めてこんな投げたわけやから」と語った。

「取れるときに取りたい。チャンスはなかなかないと思うので」と村上もうなずく。次回登板でレギュラーシーズンを締めくくる。その右腕で、サクセスストーリーを最終章まで描き上げる。

★敗戦後の甲子園で今季初めてあいさつ

岡田監督、ナインが一塁ベンチ前に並び、敗戦後の甲子園で今季初めてあいさつを行った。発案者の指揮官は「今日はもう、勝っても負けても最後(あいさつに)いこうと。お客さんいっぱい入ってるから(4万2640人)。そらもう、試合前から言っといたから」と明かした。開幕前は負けたらあいさつはしない方針だったが「もう(優勝が)決まったんやから別に」と笑みを浮かべた。レギュラーシーズンを甲子園で戦うのは残り5戦。後押ししてくれたファンへ恩返しする。

 

■データBOX

◉…DeNA・東は17日時点で防御率2・17。ここから防御率1点台とするには13回⅓を自責0に封じる必要がある

◉…阪神・村上は現時点で防御率1・68。規定投球回に達するまでの3回⅔で自責6だと防御率2・01となる

◉…村上が次戦で3回⅔を自責0のとき、東が村上の防御率1・64を上回るには49イニングを自責0に封じる必要がある(DeNAは残り11戦)

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