観察眼が鋭く、かつアイディアマンの岡田監督らしく、プロ野球の改革に向けて監督会議の場でさまざまな提案を行いました。もっとスピーディーでエキサイティングな野球が見られるようになるのであれば、野球ファンとしては大歓迎ですね。
【虎将トーク】阪神・岡田彰布監督、記録員に要望「スタンドの上の方からしかあんまり見てない」「コミュニケーションを図ったらどうですか」
(サンケイスポーツより)
阪神・岡田彰布監督(66)が16日、東京都内で開かれたプロ野球の12球団監督会議に出席した。会議後のコメントと、報道陣との主なやり取りは以下の通り。
(12球団監督会議後の会見であいさつ)
「僕は昨年に続いて2回目なんですけど、12球団を率いる者が野球界を盛り上げていこうと、協力し合っていこうということで合意した形で終わりました。能登の地震のことで、コミッショナーから話をもらっていたんですけど、各球団、キャンプ地とかいろんな所で、フロント、選手会が一緒になって、例えば現金みたいな形で選手に協力してもらって、能登の地震の方にも少しでも協力したいということで、各球団持ち帰って話し合って、そういう意味では協力してもらえると…。あとは審判とか記録員がいろいろ言っていたんですけど、今年もどんどん発展していくためにどうしたらいいか、どういう案がいいか、そういう話をしましたのであの質問があれば答えたいと思うんでよろしくお願いします」
ーー記録員について、試合中の審判から選手へのあいさつ、ドラフトのくじ引きの方法などを提案されていたが具体的に
「記録員に関しては、昨年も何回かあったんですけど、選手の立場というか、現場の意見として、(セ・リーグでは)去年も一昨年も最多安打が2人、同時達成になった。最終的に143試合の中ではね、積み重ねなんですけど。例えば、エラーが内野安打になった、その一本が最終的に…。選手はシビアにタイトルに向かって頑張っているので、僕が思っていたのはスタンドの上の方からしかあんまり見てないっていうのが、甲子園と広島は土のグラウンドなので、少しのイレギュラーバウンドがわからない部分がある。今はモニター見てるらしいですけどね。場内アナウンスで試合前に今日の審判団の記録員は誰々ですと、名前は聞くんですけど、名前と顔が合わない。グラウンド降りてきてもらって、コミュニケーションをとるというかね、そういうのはしてほしいなという意見は言いました」
ーー実際に、そういう話もした
「しました、はい。僕も昔、選手の時に、河野さん(祥一郎氏)っていう名物記録員がいて、年配の方しか名前がわからないと思うんですけど、その人とグラウンドで話したりね。練習中にグラウンドに降りてきてもらって、今日のグラウンドはどうだっていう会話をした記憶がある。もうちょっとコミュニケーションを図ったら、どうですかという話はしました」
ーースピードアップの話も出た。ピッチクロックの話は
「今年は2軍の施設でやると思うんですけど、1軍に関しては今年はセッティングというか、それはやらないんですけど。バッター、ピッチャー、バッテリーのサイン交換含めて、協力しないと短縮はできないと思う。あの流れる登場曲を含めてね、その辺はみんなで話をしました」
ーー去年は引き分け試合の是非、セ・リーグのDH制導入などの話も出た
「DHは今年の場合は出なかったですね。新しいことは、あんまり出なかったですけど、確認事項の方が多かったですね。今年の場合は」
ーーソフトバンク・小久保監督からタブレットの持ち込みを許可してほしいという話があがったと統括からあった。他の監督の意見は
「小久保監督から出たんですけど、僕もメジャーの映像を見ていて、大谷選手なんかがベンチに帰ってきて後ろに座ってタブレットを見ている、そういう姿は何回か見たことあるので。今日、いきなりOKとかはなしに、検討事項として、違うことに使われるというかね、すごく発達しているので、もっといろんなことに使うことも出てくると思うので、これから話し合いの中で検討していくということですね」
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