正念場が続くタイガースが、またしてもミスから失点を重ねて惨敗を喫してしまいました。そんな中でも森下選手は2打点を気を吐き、プロ通算100打点に到達!得点圏打率ではリーグトップに躍り出ました。残り25試合も打ちまくってチームに貢献してくれるはずです。
阪神・森下翔太、痛恨黒星も気迫2打点 得点圏打率リーグトップ浮上 1位と6差59打点!打点王いける
(サンケイスポーツより)
(セ・リーグ、DeNA10ー4阪神、17回戦、阪神9勝7敗1分、27日、横浜)阪神は夏の長期ロード負け越しが決まった。守備やバッテリーのミスが重なり、痛恨の敗戦となったが、森下翔太外野手(24)が先制打など2打点を挙げ、プロ2年目で通算100打点に到達。得点圏打率・349でリーグトップに躍り出て、8月はリーグトップタイの19打点となった。勝負の残り25試合。森下が燃え尽きるまで打線を引っ張っていく。
背番号1が虎の希望だ。夏の長期ロード最終カードの初戦で手痛い敗戦も、森下の勝負強さは健在。2度のチャンスで先制打を含む2打点と結果を残し、次戦につながる姿勢を示した。
「ああいう展開で最初にヒットが出て、バントしてという流れで点を取れたのは、チームとしても流れが理想的だと思うので継続的にやっていきたい」
一回、先頭の近本が安打で出塁し、中野が送りバントを決めて1死二塁。カウント1―1から、大貫の142キロツーシームを振りぬいた。7試合連続安打となる中前適時打で先制点を刻み、阪神勢が上位を独占する得点圏打率は・349とリーグトップに浮上した。
しかし、その勢いも、この日は守備のミスから手放してしまった。一回2死一、二塁から三遊間の打球を木浪が処理して三塁へ送球するも、佐藤輝はベースに入り切れずに3つ目のアウトが取れず。直後、宮崎の2点打で逆転を許すと、同点に追い付いた後の三回にも、1死一、二塁からの投ゴロで併殺を奪えず。残った走者を再び宮崎に返され、これが決勝点。2つの暴投も響いて14安打10失点と投壊してしまった。
そんな展開でも、森下の勝負強さは影を潜めなかった。追い上げる無死二、三塁で迎えた七回にも中堅へ犠飛を放つ。一時1点差に詰め寄り、最後まで反撃の姿勢を崩さなかった。これでシーズン59打点とし、昨季の41と合わせて、通算100打点に到達。「点を取れる選手というのはバッテリーとしても怖いと思う。チャンスで回ってきたら、点を取る気持ちではいきたい」と気を引き締めた。
立ち返る場所を見つけたことが、1年目を超える成績につながっている。シーズンオフには徹底的に知識をつけ、「崩れてもいい状態に戻る自信を手に入れた」と挑んだ1年だった。勝負の夏場でも8月は月間19打点とし、村上(ヤクルト)と並んでトップに。村上、岡本和(巨人)の65打点にも6差の4位に迫り、初のタイトルも狙える位置につけている。
チームは2試合を残して夏の長期ロード負け越しが決定。首位広島も敗れて4ゲーム差と変わらなかったが、直接対決を落として4位DeNAとは2・5ゲーム差となり、下を見なければいけない危機も近づく。試合後には岡田監督の取材対応もなかったほどに痛い1敗。この状況を打破できるのは、森下しかいない。
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