伊藤投手の送球エラーなど、手痛いミスが出て接戦を落としたタイガース。甲子園での日本一、胴上げは極めて厳しくなってしまいました。しかし、そんな中でも木浪や森下は気を吐きました。特に森下は序盤2試合の不調から見事な復活!“シリーズ男”となって打ちまくってほしいですね。
阪神・森下 聖地沸騰!反撃2点打「絶対につなごうと意識」 岡田監督の苦言を力に気迫マルチ
(デイリースポーツより)
「SMBC日本シリーズ2023、阪神タイガース4-5オリックス・バファローズ」(31日、甲子園球場)
第3戦が行われ、38年ぶりの日本一を目指す阪神は、昨季の覇者・オリックスに逆転負けで連敗。対戦成績は1勝2敗となった。七回に森下翔太外野手(23)がシリーズ初打点となる反撃の2点適時打をマーク。1点差に迫って本拠地甲子園を沸かせ、九回も2死一、二塁の好機をつくったが、あと一歩及ばなかった。
手痛い敗戦の中にも、頂点へとつながる一筋の光が差した。七回、3点差に迫ってなお2死二、三塁。コンパクトなスイングから放たれた打球は一、二塁間を破る2点右前適時打となった。塁上で森下は激しく手をたたいてシャウト。4万人を超える虎党の大歓声が聖地を揺らした。
「絶対つなごうという意識で入りました」。1ストライクから山岡の伝家の宝刀であるスライダーに反応。「アウトコースのボールを逆らわずに打てた」。浅いカウントから相手の得意球を打ち砕けるほど、打席での感覚は研ぎ澄まされていた。
打っても打たなくても目立つのが3番の宿命。28日の初戦では初回1死一塁でランエンドヒットを仕かけた場面で直球を見逃して三振ゲッツー。第2戦も四回無死一塁から一走がスタートを切る中、遊ゴロ併殺に倒れた。ここまでの2戦では2番・中野が出塁した後の打席全てで凡退。攻撃の流れを止め続けていた。
岡田監督も「打ちたい打ちたいってもうそれしかないからな」と自分本位に映る打撃に苦言を呈していた。30日に甲子園で行われた全体練習内のフリー打撃では、エンドランなどの作戦も視野に入れてゴロ打ちの意識を徹底。安打以外のつなぐ方法にもフォーカスし、チームのための調整を講じたことがうまく結果に直結した。
六回先頭でも右前打を放ち、日本シリーズ初のマルチ安打&打点を記録した。「打点を1個取れたというのはよかった」と安堵(あんど)。いつもの聖地とは違う独特な雰囲気も「プラスに捉えられれば」と力に変えた。
CSファイナルSでは初戦で同点ソロを放つなど、森下に回せばなにかが起こる雰囲気が漂っていた。「勝ち負けにこだわっていきたい。今日という日だけに集中していきたいです」。九回2死二塁で奪った四球も次戦への光明。チームは1勝2敗とリードを奪われたが、背番号1の上昇気配が今後の戦いの大きな武器となる。
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