2年目のジンクスなど吹っ飛ばせ!期待の森下選手が、新しい打法をマスターし、長打率アップを目指しています。テーマは「回旋」。体を綺麗に回転させてボールを叩くパワーをMaxまで引き上げます。不動のクリーンナップとして、さらなる活躍に期待です。
阪神・森下翔太、新装回転打法で20発 コンタクト率上昇へ重心下げて振り切る
(サンケイスポーツより)
回って回って、ひと回り大きくなる! 阪神・森下翔太外野手(23)が16日、沖縄・具志川野球場で自主トレを公開した。ルーキーイヤーの昨季は3番に定着して日本一に貢献した背番号1は、真価が問われる2年目に向けて体を回しきる新打法を披露。ボールへのコンタクト率をアップさせ、最低ラインと掲げる20本塁打を達成する。
南国・沖縄にも負けない熱気で汗を流した。生まれ変わった姿で2年目へ向かう。テーマは体を回しきること。森下が新打法に取り組んでいることを明かした。
「一番は、回旋しきることをテーマに置いてやろうかなと思っている。手で打ちにいかずに、胸椎の辺りをしっかり使いながら振ることが回旋しきる中で大事なので、そこは意識しています」
ドラフト1位で入団した昨季は2度の2軍落ちも、7月末から3番に定着し、94試合出場で打率・237、41打点、10本塁打。日本シリーズでは新人最多となる7打点を記録し、優秀選手賞にも選出された。真価が問われる2年目は20本塁打が最低限の目標。ノルマを達成するために、新打法とともに挑む。
「体の中心で全部捉えることができるようになるんで、一番コンタクト率っていうのは上がる」
昨季は体が回りきる前に手に力が入って離れる形だった。新打法ではそこから体の重心を下げ、体を最後まで回しきってバットを出すことを意識する。
この日は、体がしっかりと回旋していることを確認するため、バットを投げてスイングする練習を行った。メディシンボールやプライオボールを用いたドリルも行い、打撃練習では完璧に捉えた左翼スタンドへ特大の130メートル弾を披露。タイミングについて「ミゲル・カブレラですかね。タイミングの取り方が神なので」とメジャーの大スターを参考に新フォームを作り上げる。
守備と走塁も怠らない。昨季はスタメン出場した86試合のうち15試合で途中交代だったが、「守れないと、どれだけ打てても使ってもらえない。やっぱりレギュラーとして、しっかりシーズン終わりたい」。活躍して試合に使われ続けることで、ともに入団3年目で達成した鳥谷、中野を超える2年目でのフルイニング出場も視野に入る。
中大3年時から通う野球指導施設「rebase」の池田則仁代表(32)とともに、具志川球場での自主トレを12日にスタート。中日・上林と連日午前10時から午後5時まで練習し、ホテルに帰っても動画を確認しながら1~2時間座学を行い、野球漬けのオフを送る。この日、真っ暗になってからも砂浜で素振りを繰り返した。
池田代表はフルイニング出場達成へ、「調子の波をなくすためにはパワーをいかにロスせず使えるか」とポイントを語った。森下の感覚では昨季は7割程度しか力をボールに伝えきれていなかったというが、新打法を会得することで、球界随一のパワーを発揮することができる。
具志川球場は昨年2軍キャンプをスタートさせた場所。思い入れを問われると「けがしてこっちに来たので、全然。ここにはもう来ないようにしたいなと思っています」と言い切った。もう2度とファームに落ちない。シン森下が、虎を2年連続の頂点へ導く。
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