得点力低下に悩むタイガースにとって、この「夏男」の復活は再上昇に向けて必要不可欠です。昨シーズンは、夏場からブレイクを果たしましたが、今季も同じように調子を上げていってくれるはず。猛虎打線が復調しない事には、連覇は見えてきません。まさにキーマンですね。
阪神・森下翔太が逆襲宣言「『森下いないとダメだな』って言われるように」昨年ブレークした7月で大暴れ誓う
(サンケイスポーツより)
阪神・森下翔太外野手(23)が1日、鳴尾浜で取材に応じ、打撃不振からの脱却とともに「と外野のレギュラー死守への決意を表明した。2日から4ゲーム差で追う首位広島との3連戦。森下にとって7月は昨年ブレークした時期で、敵地マツダスタジアムは昨季打率・355と好相性だった。森下の季節が始まる!
このままベンチスタートに甘んじるわけにはいかない。悪夢の6月は終わった。森下が、7月最初のカードとなる首位広島との3連戦への熱い思いを語った。
「ピッチャーが頑張ってる分、得点しないと 勝てないと思うんで。7月はしっかり野手が(投手を)引っ張っていきたい」
6月19日の全体練習中、岡田監督から「今のスイングじゃ、絶対無理よ」と直接指導を受けた。それでも結果を残せず、同29日のヤクルト戦(神宮)ではボール球に手を出して3打数無安打で途中交代。「なんぼ言うてもあかんわ」とさじを投げられ、翌30日は今季8度目のスタメン落ちだった。途中出場して1安打すると「後からいくときに打てないと(岡田)監督にもアピールできない。(ヒットが)一本出たのはよかった」と胸をなでおろした。
近本は別格で、前川も大きく抜け出した外野の定位置争い。残り1枠をゲットするために育成からはい上がった同期の野口や島田が必死にアピールしている。森下は「去年、散々ベンチ(スタート)を経験した。もうベンチは経験しなくていい」と気を引き締めた。
今回の広島戦は実力を示す最高の相手だ。今季は10試合で打率・143、1本塁打、3打点とふるわないが、昨季は対戦打率・328、3本塁打、14打点。マツダスタジアムに限れば同・355(31打数11安打)、1本塁打、6打点と得意にした。
「(昨年は)広島が一番打っていた。(投手の)誰がというよりも、満遍なく打っていたかな」
もうひとつの心の支えは7月に強いデータだ。森下も「頑張ります。7月からまた」と言葉に力を込めた。昨季は新人で開幕スタメンをつかんだが、プロの壁にぶち当たり、6月までに2度の2軍降格を経験。7月上旬に右肋骨骨折で離脱した近本の〝代役1番〟に指名されてから森下のブレークが始まった。同月はプロ初アーチを含む3本塁打、15打点をマーク。近本復帰後は3番に定着し、リーグ制覇&日本一に貢献した。
それから1年。打撃力向上へ、いまは水口打撃コーチのマンツーマン指導で〝岡田打法〟を習得中だ。「やっぱり『森下がいないとダメだな』って言われるようにならないと。結果を出したい」とキッパリ。4位から首位奪還へ、その主役になるべく、バットを振る。
阪神の外野手
中堅・近本は打撃不振で6月下旬に2試合スタメンを外れたものの、ほぼ不動の存在。左翼は前川とノイジーが併用されてきたが、ノイジーの2軍落ちに伴い、前川が定着している。右翼は森下が65試合で先発するも、スタメン落ちも8試合ある。島田は5月31日に左翼で今季初先発し、近本の代役として中堅で2試合、直前の6月30日は森下に代わって右翼で先発した。6月7日に1軍昇格した豊田も左翼と右翼で1試合ずつ先発している。井上、小野寺、ミエセスらは定着に至らなかった。
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