〝球児色〟全開の組閣。来季のコーチ陣を発表

〝球児色〟全開の組閣。来季のコーチ陣を発表

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藤川新監督率いる新生タイガースのコーチングスタッフが発表されました。コミュニケーションの齟齬をなくし円滑にするため、あえてヘッドコーチ職を不在とした点など、改革に着手した点が注目されます。強いチームを作るため、スタッフ陣も一枚岩となってほしいですね。

阪神・藤川球児監督、ヘッドコーチ〝兼任〟 来季コーチ陣発表 各部門にチーフを配置
サンケイスポーツより)

阪神は21日、2025年シーズンのコーチ陣を発表した。藤川球児新監督(44)は新任の指揮官としては異例の、ヘッドコーチを置かない布陣で来季に臨むことになった。各部門の指導者との連絡をスムーズにするため、投手、打撃、走塁コーチにチーフを置き、総合コーチとして藤本敦士氏(47)を置いた。監督とヘッドコーチの兼任ともいうべき〝球児色〟を前面に押し出し、最強のスタッフ陣でV奪回に挑む。

すべての意見に耳を傾ける。必要とあらば膝を付き合わせ、徹底的に議論する。藤川新監督が選び抜いたコーチ陣の全容が発表された。ナインを鍛えてくれるスタッフをヘッド〝兼任〟ともいえる立場で束ねていく。

「ヘッドコーチを置くことで、僕に意見が上がってこずにそのまま決定していた場合、僕の耳に届かなかった場合、というのも可能性として考えられるので」

新虎将はヘッドコーチを置かない組閣を、こう説明した。1軍内野守備走塁コーチから配置転換された47歳の藤本総合コーチに加え、46歳の安藤投手チーフコーチ、新入団で同じ44歳の小谷野打撃チーフコーチ、49歳の筒井外野守備兼走塁チーフコーチを各部門の〝リーダー格〟に据え、同世代の各チーフコーチが責任を持って任務に当たることを期待した。

「各ポジションのチーフコーチたちがすごく年齢も近くて、岡田監督のときから一緒にやってるコーチたちなので、集約されてきた意見を、藤本コーチのところで、各チーフコーチのところで、かみ砕きながら、僕のとこに上がってきて、それをまた僕がバランスよく見て、選手たちが迷わないような選択をできれば」

阪神の歴史の中でも、新任監督が参謀役を置かない組閣は異例だ。初めて日本一になった1985年以降は基本的にヘッドコーチまたはチーフコーチの存在があった。岡田前監督は2004年の第1次政権就任後、3シーズンは平田勝男ヘッドコーチ(現2軍監督)とともに戦い、07、08年はヘッドコーチを置かなかったが、これは2軍監督だった島野育夫氏の病気療養に伴う平田氏の配置転換のため。このときも投手、野手に両チーフコーチを置いてヘッド不在を補った。

〝火の玉ストッパー〟として救援陣の柱だった藤川監督は、当時の岡田流を知り、その経験値は唯一無二の価値がある。豊富な経験と戦術眼、リーダーシップを発揮するためにも現場の意見をスムーズに把握できる組織を構築した。

「岡田監督というリーダーシップが強かった監督がいらっしゃったので、(各コーチは)そこで蓄えてきているものが必ずある。あふれる情報量を持っていると思いますから、この秋、みんなで整理して、オフシーズンに入っていく」

この日は新任のコーチや藤本総合コーチと球団施設内で言葉を交わし、22日から始まる秋季練習の方針を確認。11月上旬に行う高知・安芸市での秋季キャンプは個々の成長を促す。恩師と仰ぐ岡田野球のエキスも取り入れ、新コーチ陣とともに実りの秋にする。

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