クローザー候補の工藤が支配下登録へ

クローザー候補の工藤が支配下登録へ

投稿者:

育成ドラフト1位の工藤投手が、支配下登録となりました。藤川監督も期待する、最速159km/h右腕です。まだ荒削りな部分もありますが、怖いものなしの勝負度胸は若虎の特権。大胆に、思い切って投げ込んでほしいですね!

育成1位ルーキー工藤泰成を支配下登録 金村コーチ「将来的にはクローザー」
東スポWEBより)

 阪神は7日に甲子園で行われたDeNAとのオープン戦に6―0で1安打完封勝ち。投打がかみ合い、昨季の日本一チームを下した。藤川球児監督(44)率いる新生猛虎は本拠地での初白星をマーク。この日はもう1つのグッドニュースも球団から正式発表された。

 それは、育成ドラフト1位ルーキー・工藤泰成投手(23=四国IL徳島)との支配下選手契約締結。5日の中日戦(甲子園)で150キロ台後半の剛速球を連発し、1イニングを無失点に封じた右腕は入団からわずか3か月で3ケタの背番号から卒業することになった。

「一日でも早く支配下として上げたかった」と語ったのは藤川監督だ。「開幕まであと3週間。ブルペンで使う予定ですが、チームの枠組みを覚えておく必要がある」とも続け、開幕から一軍戦力として工藤を起用していく構想を示唆。火の玉守護神として最終回のマウンドに君臨し続けた自身の系譜を継ぐ可能性すらある、最速159キロ右腕に高い期待を示した。

「変化球もいいよな。スライダーやフォークが。あの球の速さもあれば空振りもとれる」と頬を緩めるのはブルペン担当の金村投手コーチ。「もう一ついいなと思ったのはマウンド度胸、ハートの部分だね」とも語る。

 それを強く感じたのが、春季キャンプ中に行われた日本ハムとの練習試合(2月20日、名護)での一コマだった。同コーチによれば、2―1と1点リードで迎えた最終9回のマウンドへ工藤を送り込む前に「『おう、1点リードで最後行くぞ』ってハッパをかけたら気合の入った大きな声で『ウッシャ!』って。その後もずっと『シュー…、シュー…』って言ってたわ(笑い)」。その上で「練習試合とはいえ新人がセーブシチュエーションにも動じず、しっかり自分のピッチングができるのは大したもんだなって」と評価した。

 正守護神の岩崎をはじめ、ゲラ、石井、桐敷など優れたリリーバーを多く擁する阪神。その中で同コーチは「将来的にはクローザーすら任せたくなるほど」と工藤のポテンシャルを高く評価する。グラウンドに埋まったゼニを掘り起こしバラ色の未来をつかめるか。雑草男のシンデレラストーリーは今、始まったばかりだ。

————————————

阪神タイガースNEWSがてんこ盛り!
その他の記事は東スポWEBで!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です