桐敷投手が契約を更改、一気に5,500万円増で「ハチ・ハチ更改」となりました。最優秀中継ぎ投手賞を獲得して飛躍した24年シーズン以上の成績を残すため、このオフシーズンにさらなるレベルアップを目指してください！
阪神・桐敷拓馬、岩崎の鉄仮面を学ぶ 5500万円アップの年俸8800万円で更改
（サンケイスポーツより）
阪神・桐敷拓馬投手（25）が4日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5500万円アップの年俸8800万円でサインした。大卒3年目の今季、初の勲章となる最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した左腕は「見て、学びたい」と、〝師匠〟でもある岩崎優投手（33）から〝鉄仮面〟の極意を学び、2年連続のタイトル獲りと日本一奪回に貢献することを誓った。
即答だった。
「金額はハチ、ハチです！」
5500万円アップの年俸8800万円で更改。桐敷は包み隠さず、笑顔で来季年俸を公表した。
「まさかこんなに投げると思わなかった。本当に一年間、頑張ってよかったなという思いです」
勝ちパターンの救援を任され、両リーグ最多の70試合に登板して3勝1敗40ホールド、防御率1・79をマーク。43ホールドポイント（3勝＋40ホールド）で最優秀中継ぎ投手のタイトルを初受賞した。
「タイトルは取ってみたいと思っていた。とてもうれしかった」
昨季後半にリリーフに配置転換。リーグ優勝と日本一に貢献し、年俸は1100万円から3倍増の3300万円に大幅昇給していた。「頑張ったのは後半だけじゃないか」という岩崎の喝に応えるかのごとく、今季は一度も1軍登録を外れることなく結果を残し、師匠に「僕も負けるわけにはいかない」と言わしめた。
「そういう風に岩崎さんが言ってくださるのはうれしいことです。（今後も）見て学びたいなと思っています」
桐敷にとって、岩崎は雲の上の存在に変わりない。通算503試合に登板。シーズン50試合以上は計6度。数々の記録を残しているが、150キロを超える剛速球があるわけでもない。にもかかわらず、強打者を抑えられる。
「どんな場面でも、疲労がたまっているときも、（表情は）変わらない。絶対に緊張していると思うときも、それを周りに見せないすごさ。（自分とは）違うなと思います」
岩崎は来季もクローザーを務める予定。桐敷は今季と同じくリードした展開の七回、八回を任される。今オフも年明けからは岩崎と静岡県内で合同自主トレ。「体幹やウエートトレーニングをメインで」と肉体を鍛え、いかなる状況でも表情を変えない〝鉄仮面〟の極意も学び、目指すは2年連続での最優秀中継ぎ投手のタイトルとチームの日本一奪回で、年俸1億円の大台突破が目標だ。
「プロ野球選手になったからには夢というか。そこ（1億円）に乗ってみたいなと」
マウンドでは契約更改後に会見で見せたような笑顔は封印。岩崎のようなポーカーフェースで打者を牛耳っていく。
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