前半戦のラストゲーム、これまで連敗中で、嫌な流れのままで終わることだけは避けたい重要な一戦に、先発の西純矢が投打に躍動しました。サトテルの早々の援護弾もあり落ち着いて投げることができましたね。追加点がなかなか入らないもどかしさは後半戦への宿題。2桁貯金でターンすることに成功しました。
投げて、打って大車輪!!阪神・西純 64日ぶり3勝&今季初打点 坂本の好リードに感謝の7回1失点
(スポーツニッポンより)
投げて、打って――。生粋の野球小僧が甲子園で美酒に酔った。阪神・西純が7回で9安打を浴びながら1失点で耐え、5月14日DeNA戦(甲子園)以来、64日ぶりの3勝目を挙げた。6月末の先発復帰後は3試合連続で7回を投げ切った。今季初めてコンビを組んだ坂本の好リードも相まって再三走者を背負いながらも要所を締めた。
「調子自体は悪くなかったけど、立ち上がりから不安定な形でふわふわ入ってしまった。中盤から後半にかけて、そこをうまく(坂本)誠志郎さんが修正してくださった」
初回先頭から2人続けて詰まらせながら不運な安打で無死一、二塁を背負った。春先ならズルズルいってもおかしくはない。5月中旬から約1カ月半にわたった中継ぎでの経験が生きた。「走者を出しても、落ち着いて一つずつ」。長打を秘めた細川、石川昂を連続三振に斬り、宇佐見は慎重に低めを攻めて四球で歩かせ、最後はビシエドを三ゴロに退けた。直後の攻撃で先制の援護を得た。
前回の先発勝利だった5月14日の「母の日」も佐藤輝が2発7打点。爆発の再現を期待して試合前練習後に驚きの行動に出た。大浴場でばったり出くわした3学年上の先輩、佐藤輝に「母の日を思い出して、ホームラン打ってください!」と直談判。満点回答をもらった。「冗談交じりに言ってみたんですけど、本当に打ってくれて凄くうれしかった」。2回に中前適時打を放ち、今季3安打目にして初打点。「おまけみたいなもの」と苦笑いでも、序盤4得点で精神的な余裕をもらった。
「リードの展開をつくってくれた野手の皆さんに感謝。前半はチームに迷惑をかけたので、ここからしっかり巻き返したい」。わずか3勝にとどまった前半戦はもう過去の話。逆襲を期す21歳が、勝負の夏場のキーマンとなる。
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