前夜、本拠地でノーヒットノーランを喰らった嫌な雰囲気を、この投手が払拭してくれました。来日最長となる6回を無失点にしっかり抑え、快勝へ導いてくれました。自慢のひげが、もっともっと伸びるように勝ち続けてほしいですね!
ビーズリー2年目の進化は制球力にあり 3年目森木大智に伝えた“けがの功名“とは
(日刊スポーツより)
<阪神3-0巨人>◇25日◇甲子園
「ノーノー」翌日にゼロ封返し! 阪神ジェレミー・ビーズリー投手(28)が、来日最長の6回を無失点に抑え自身2戦2勝を飾った。巨人打線を3安打で制圧し、2軍戦から40イニング連続無失点。前夜は巨人戸郷に無安打無得点試合の屈辱も、今季9度目の無失点勝利でやり返した。
ひげをたっぷりと蓄えたビーズリーが腕を振り、時おり舌を出した。「感覚がよかった」というカットボールを中心に巨人打線を圧倒。1軍では11イニング、2軍戦からは計40イニング連続無失点の要因と問われると「アイ ドント ノー」と笑いつつ「いつも通りを心がけているからね」と強調した。
2軍で調整中のある日、3年目森木との雑談で「けが明けだから、出力をあえて落として、ストライクをとることしか考えていないよ」と明かした。キャンプで右肩痛を発症。思うように投げ込みができなかったが、逆にそれが、安定した制球力につながっている。1軍では来日最長の6回無失点の中で、無死四球が光る。阪神2年目の進化はコントロールの精度向上。主導権を握り、2試合連続となる7個の三振も奪った。
森木とは野球談議から、ビーズリーもプレーしたことのある人気ゲーム「ゼルダの伝説」の話まで熱く語り合う仲。4日の2軍戦で後輩右腕が1回無失点と好投した際には「それでいいんだよ」とストライクゾーンで勝負する姿をたたえた。森木は「ビーズリーの考え方は僕も大切にしないといけないこと」と感謝してやまない。この日は若武者のお手本になるような89球で、2週連続で甲子園のお立ち台に立った。2戦2勝で「土曜日の男」に定着の予感だ。
前夜はチームが巨人戸郷に無安打無得点試合で敗戦。それでも「彼は彼で私は私。そこは分けて考えていたし、スコアボードにゼロが並べば、同じゼロはゼロだからね」と目の前の勝負に徹した。岡田監督も「あそこまで投げてくれたら十分」と称賛。ブルック夫人の要望でひげを伸ばしている助っ人は「Keep Going!(勝ち続ければ伸ばしていくよ)」と誓う。勝ち星もひげも、まだまだ伸ばす。
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