“雑草ロード”歩んだ石井、侍ジャパン選出なるか

“雑草ロード”歩んだ石井、侍ジャパン選出なるか

投稿者:

侍ジャパンの最終候補に名を連ねた石井投手は、これまで高専、独立リーグを経てドラフト8位でプロ入り切符を掴んだ苦労人です。無名の状態から這い上がってきたド根性で、日本代表入りも実現してもらいたいですね。

阪神・石井大智も侍ジャパン最終候補 3月5、6日オランダとの強化試合
サンケイスポーツより)

阪神春季キャンプ(3日、沖縄・宜野座)阪神・石井大智投手(27)が3月5、6日に行われるオランダとの強化試合(京セラ)の日本代表最終候補に残っていることが判明した。選出されれば、高専出身者としては初の偉業に「今が人生の頑張り時」と気を引き締めた。今キャンプではブルペンでの総投球数を昨年より400球以上少ない800球をめどに調整。昨季はつまずいた開幕からフル回転する。

高専→独立リーグ→ドラフト8位入団…。雑草ロードを歩んできた石井に初の侍ジャパン入りが見えた。サクセスストーリーを2026年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場につなげるため、右腕が鼻息を荒くした。

「野球をやっていたら、みんなが入りたいところ。選ばれたらすごくうれしいことなんで、WBCでまた選んでいただけるように、侍ジャパンの試合とシーズンの結果をしっかり出していきたいなと思います」

宜野座キャンプを視察した侍指揮官とあいさつを交わし、気合を入れ直した。

井端監督は「日頃のキレのあるストレートを投げてもらえれば、十分に抑えられる力を持っていると思います」と評価。さらにバットの軌道を外す直球に注目し「それを実戦のところで見たいなというのがあります」と、3月5、6日に行われるオランダとの強化試合(京セラ)で招集する意向を示した。

石井は中1日のブルペンで直球のみ80球を投じた。近2年はキャンプ中に計1200球以上投げ込んだが、今年はこれまでの経験を生かし、800球をめどに抑えめの球数を設定した。

昨年は自己最多の56試合に登板し、防御率1・48で被本塁打0と飛躍の年となった。だが、開幕直後には不振で2軍落ち。「キャンプをうまく回れなかったのは、(投球フォームを)変えてしまったから」と分析。岩崎からは「変える勇気も必要だけど、変えない勇気も必要だよ」とアドバイスを受けた。フォームは変えず、ブルペンでは投げ過ぎないようにし、5年目の開幕を見据えていく。

「本当に今が人生の頑張り時。今後にいろいろつながってくると思うので、(日本代表を)経験させてもらいたいなと思います」

秋田高専出身の右腕が日の丸を背負えば、高専出身者では史上初となる。エリートじゃなくてもサムライになれる。高専の希望の星となるために、宜野座でさらに己を高める。

————————————

阪神タイガースNEWSがてんこ盛り!
その他の記事はサンケイスポーツで!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です