2年目の飛躍が期待される石黒投手が、雲の上の存在とも言える大先輩・西勇輝投手とのキャッチボールを通じて浮上へのきっかけを掴んだようです。打者を圧倒するピッチングを目指して、今季は頑張ってもらいたいですね!
【阪神ファーム通信】2軍新球場で勝利投手1号の石黒佑弥が求める〝怖さ〟 チーム最年長とのキャッチボールで得た学び
(サンケイスポーツより)
投球に怖さを求めて-。2年目右腕の阪神・石黒佑弥投手(23)が殻を破るため、キャッチボールから意識を変えようとしている。チーム最年長・西勇輝投手(34)からアドバイスを受け、進化への一歩を踏み出した。
「アピールをしないといけない立場。いい環境で野球をやらせてもらっているので、先輩方、いい選手の姿を見て、勉強しながらいいものを吸収できたら」
初めての宜野座スタートで迎えた2月の春季キャンプ。しかし、8日に行われた宜野座組、具志川組の合同紅白戦で2回7安打5失点と乱れた。2日後の11日、宜野座のサブグラウンドで西勇とキャッチボールをする姿があった。
「ともに相手がいなくて。西さんが誘ってくださって、キャッチボールをさせていただきました」
愛知出身の石黒と三重出身の西勇。年の差11歳の2人が白球を通じて言葉を交わした。「西さんは意図がくみ取れるキャッチボールをしている。自分も意識していきたい」と石黒。プロ17年目の西勇からは「あまりボールに怖さがない。打者を抑えるために必要なことは、キャッチボールの中でもできる」と指摘を受けた。打者をねじ伏せる気迫。向かっていく姿勢。その重要性を学んだ石黒は成長の手応えを感じていた。
3月2日の教育リーグ広島戦。1日に開場した2軍新球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」での2戦目で、2-2の九回に登板した石黒は1回を無安打無失点。力強い直球で2つの三振を奪った。「シンプルに気持ちよかったですね。最近はあんまりいい終わり方をしていなかったので、この感覚を思い出して継続していけたら」。その裏、福島の一打でサヨナラ勝利。石黒は新球場でのチーム初勝利投手となった。
1年目の昨季はウエスタン・リーグで40試合に登板し、4勝4敗10セーブで防御率3・50。7月には1軍に昇格して3試合に登板するなど、充実のシーズンを送った。勝負の2年目に向け、目標を力強く口にする。
「まずは1軍定着。数字は30、40試合登板を目指してやっていきたい」
打者を圧倒し、背番号63がマウンドを支配する。24年の新人一番乗りで1軍デビューを果たした23歳が、躍進のステージに立つ。
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