実績のある先輩投手陣が今ひとつピリッとしない中、ドラ1ルーキーの伊原投手が持てる力をしっかり発揮しています。この試合でも4回を無失点に抑え、開幕ローテ入りへしっかりアピールしました。大ブレイクの予感・・・!
ドラ1伊原陵人は〝もってる男〟 先輩左腕の出遅れでチャンス到来…「村上伝説」再現も
(東スポWEBより)
あの〝村上伝説〟の再現なるか。阪神のドラフト1位・伊原陵人投手(24=NTT西日本)が11日に行われた西武とのオープン戦(ベルーナ)に先発し、初の一軍マウンドで4回3安打無失点。4回には二死満塁のピンチを背負ったが、是沢を遊ゴロに仕留め、先発の役割を果たした。
4イニングを投げ、そのうち10がフライアウト。芯に当たらせずに打球を詰まらせ、西武打線につけ入るスキを与えなかった。「投球の内容的にはまだまだ足りない部分が多いと感じました。ゼロで抑えることが目標ではあったので、そこは自信にして次につなげていきたいと思います」。
チームでは、先発候補の左腕が、軒並み苦境に追い込まれている。2年連続で2桁勝利を挙げた大竹が下肢の張りのため開幕ローテーション入りが絶望となり、伊藤将も5日の中日戦(甲子園)で3回3失点と苦戦中。ドラ1左腕は、この日の快投で開幕ローテ入りに一歩近づく形となった。
過去を振り返ってみると、ちょうど同じ境遇で「突然の先発ローテ入り」からブレークを果たした先輩投手もいる。伊原にとって智弁学園の先輩でもある虎5年目右腕・村上頌樹投手(26)だ。
2023年シーズンは先発陣が豊富だったものの、開幕前に伊藤将が離脱。バタバタした雰囲気に包まれながら村上に白羽の矢が立てられ、プロ3度目の先発マウンドとなった同年4月12日の巨人戦(東京ドーム)で7回まで〝完全投球〟。これで勢い付くと同年はシーズンのMVP&新人王にまで上り詰めた。このまま伊原が今季開幕ローテ入りを果たすことができれば、先輩右腕と同様の道を歩むことも不可能ではない。
一方では、プロ入りに至るまでベストな〝居場所〟にも恵まれてきた。社会人・NTT西日本時代には落成したばかりのピカピカの選手寮に入寮。プロでも今年3月に完成した兵庫・尼崎市内の二軍施設に併設された「新・虎風荘」で生活している。「僕は新しいところにしか住んでないですし、ありがたいことに家よりいいとこばっかり住んでます(笑い)。めっちゃもってるなと思いますね」とは伊原の弁だ。
即戦力として期待される新人左腕が猛アピールを続け、2年前の村上のようにシンデレラストーリーを歩みたいところだ。
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