髙橋遥人復活も、延長11回に力尽き悔しい黒星

髙橋遥人復活も、延長11回に力尽き悔しい黒星

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7月15日、甲子園で行われた注目の一戦は、延長11回裏に決着がついた。セ・リーグのダントツ首位を走る阪神を相手に、中日が劇的な勝利を収めた。試合は序盤から互いに譲らない展開で、投手戦となったが、11回表裏の攻防が勝負を決めた。

まず、阪神は初回から幸先良く先制する。2死一・二塁のチャンスで、大山が左中間を破る適時二塁打を放ち、幸先よく先制点を奪う。この一撃は通算998本目の安打となり、阪神打線に勢いをもたらした。

しかしその後は中日の先発・柳裕也が落ち着きを取り戻して5回を1失点にまとめ、阪神打線を封じ込めた。柳は約3カ月ぶりの復帰登板で、113球を投じながら粘り強く、味方打線のリードを守り抜く力投を見せた一方の阪神は、実に275日ぶりの1軍マウンドとなった高橋遥人投手が6回4安打2失点と好投し、虎キチを沸かせてくれた。6回途中からリリーフ陣へと継投。木下、湯浅、及川からネルソンへと無失点でつなぎ、延長戦の最後までゲームをリードした。

4回には阪神先発・高橋がピンチを招く。1死満塁からブライトに中前打を許し、適時打で中日の2点目を献上。さらに森下捕手の失策も絡んでピンチを広げ、流れを渡してしまった。しかし7回にはその森下の「汚名返上弾」ソロアーチが飛び出し、同点に追いつく。阪神は再び試合を振り出しに戻した。

延長に入っても均衡が続く。両軍の継投策が奏功し、終盤まで2–2のまま。だが11回表、その均衡がとうとう破られる。阪神の6番手・島本浩也がマウンドに上がったが、1死二塁から細川に左中間二塁打を許し、ボスラーに勝ち越しの適時打を浴びてしまう。島本にとって久々の1軍復帰後の登板となったが、「結果がすべて」と潔く振り返った

 

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ボスラーはこれが2試合連続の延長決勝打。13日の広島戦で来日初サヨナラ打を放ったばかりで、まさに“男はここぞで打つ”存在感を示した。「右投手にも左投手にも対応できる自信がある」と、そのバットの切れ味に胸を張った

これにより中日は、阪神に今季唯一の勝ち越し(6勝5敗)を決め、5連勝の快進撃。首位阪神を相手に、セ唯一の対戦勝ち越しを決定づけた

試合全体を振り返ると、阪神の継投策自体は形としては悪くなかった。及川の39戦目登板で無失点、石井、岩崎ら投手陣を温存しつつゲームを運んだというべきだが、最後の島本が痛打を許したのが誤算となった。両軍の投手戦が続く緊密な攻防となり、中でも高橋の復調、延長までの継投成功まではプラン通りに進められたと言って良いだろう。11回の1失点・・・阪神は惜しくも勝利を逃したが、内容としては見応えがある一戦だった。

延長11回、マウンドの島本とバッターボックスのボスラー、両者の対峙に大歓声が沸き起こったが、超満員の甲子園で繰り広げられたロースコアの戦いは、たったのひと振りで決着がついてしまった。

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