七夕の夜に劇的サヨナラ勝利!代打・原口が決勝打

七夕の夜に劇的サヨナラ勝利!代打・原口が決勝打

投稿者:

劣勢の9回、2アウト満塁の大チャンスに代打・原口がしっかり結果を出してくれました。ライト前へのタイムリーに、相手エラーからサヨナラ勝利。先発の西勇輝投手がまさかの早期降板と嫌な流れの試合展開でしたが、見事にひっくり返してくれました。最高の七夕の夜でした!

阪神・原口文仁が奇跡のサヨナラ打「それたのも分かりました」ライトゴロが一転、劇打に変わり、3位浮上
サンケイスポーツより)

(セ・リーグ、阪神6xー5DeNA、13回戦、阪神7勝5敗1分、7日、甲子園)大、大、大逆転! 阪神はDeNAに6-5で今季4度目のサヨナラ勝ち。九回2死満塁で代打・原口文仁内野手(32)の右前適時打が一塁悪送球を誘った。貯金2とし、3位に浮上。3点以上のビハインドをひっくり返したのも今季初で反発力もアップ! 織姫と彦星が年に一度会う七夕の日。虎の願いごとは絶対にかなう!

七夕の夜に、甲子園で奇跡が起きた。天の川のようにウオーターシャワーが輝く。ライトゴロが〝サヨナラ打〟に変わった。白球が一塁ベンチ付近を転々とし、虎戦士が飛び跳ねる。原口は何度も何度も右手を天に突き上げ、喜びを味わった。

「(度会の一塁送球が)それたのも分かりました。ランナーを確認して、かえってきたので、『サヨナラやな』と思って、よかった」

九回2死満塁。代打として登場し、森原の初球、151キロをとらえた。一、二塁間を破る。前進守備を敷いていたドラフト1位・度会(ENEOS)は猛然とダッシュし、一塁を狙った。映像を確認した岡田監督が「いい球やったらアウト」と冷や汗をかいたシーン。送球はベンチ方向に逸れ、誰も捕ることができなかった。ヒットを放ったにもかかわらず、一塁を駆け抜けていた原口は振り返って、劇打になったことを確認。ようやく白い歯がこぼれた。

「俺も記憶にないから初めてなんでしょうね」

岡田監督も笑った。今季初の3点差以上の逆転勝ち。先発・西勇が今季最短3回でKOされ、最大4点差をつけられた。最後の場面でベンチに残っていた野手は原口と渡辺、坂本だけ。救援陣についても「(岩崎、ゲラは)使わん予定だった」と連投による蓄積疲労を考慮し、積極的休養をとらせる方針だったことを明かした。「初めての点の取り合いでしょ?。それを勝ちきったのは、やっぱり大きい」。投高打低ばかり叫ばれた中で、攻撃陣がつないで、1点ずつもぎとっていった。

願いはかなう。試合前、原口はファンクラブKIDS会員を対象とした球団イベント「七夕ねがい叶えます」に参加。大場帆貴くん(10)が短冊に書いた「病気で秋に手術することが決まりました。大好きなタイガースの選手に会って頑張れって言ってもらいたい」というメッセージに応えた。自身も2019年1月に大腸がんの手術を受け、奇跡の復活を果たした。「勇気を出して頑張ってください。帆貴、頑張れー。バモス!!」。チビっ子に目線を合わせ、一緒に声を出す。これで子供は笑顔になれる。「そういうときに打てて、僕も良かったなと思いますし、お子さんも何かいい思い出になってくれたらいいな」

今季4度目のサヨナラ勝ちで2カード連続の勝ち越し。首位広島に1ゲーム差の3位に浮上した。「チームもいまいい勢いに乗りつつある。また皆さんの応援で僕たちを後押ししてください」。お立ち台から叫んだ。短冊に書いたのは「タイガースがたくさん勝利をして、みんなの人生が豊かになりますように」-。魂の一打で虎を引っ張っていく。

 

★お立ち台で「恭佑のお母さんやったよー!」

ヒーローインタビューには野口以外に原口、桐敷が呼ばれた。最後にマイクを握った原口は開口一番「いや、ほんと、(野口)恭佑のお母さんやったよー!」と絶叫。野口のフレーズに重ね、後輩の活躍を祝福した。野口も「本当に(原口)文さんに感謝です」とお礼の言葉を述べた。

————————————

阪神タイガースNEWSがてんこ盛り!
その他の記事はサンケイスポーツで!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です