聖地開幕戦、35年ぶり完封負けの屈辱

聖地開幕戦、35年ぶり完封負けの屈辱

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聖地・甲子園での開幕戦。チーム創設90周年の記念すべきオープニングゲームで、実に35年ぶりとなる完封負けを喫してしまいました。散発3安打、、、代打でサトテルが出てきた瞬間に盛り上がったものの、あえなく三振。悔しい結果となってしまいました。

阪神・藤川監督 35年ぶり甲子園悔幕零敗 先発回避3番・輝好機で代打も三振 連勝止まった
スポーツニッポンより)

阪神は8日のヤクルト戦で、わずか3安打で零敗を喫した。シーズン最初の甲子園で無得点で敗れたのは、1990年以来35年ぶり。佐藤輝明内野手(26)が体調不良のため先発を外れたことが響き、8回1失点と好投した才木浩人投手(26)を援護できなかった。試合前に球団創設90周年のセレモニーが行われた一戦を白星で飾れず、連勝は3で止まった。

 4万2608人が入った今季の甲子園初戦は、佐藤輝の出場を待ちわびていた。8回、木浪の打席でネクストバッターズサークルに姿を見せると同時にスタンドがざわついたのが、その証拠。木浪が左前打で出塁して代打を告げられると、場内がこの日最も盛り上がった。スコアボードに並ぶ0を止めてほしいという虎党の願いが、前日まで9戦4発のバットに託された。

 しかし、結果は、先発の高橋に空振り三振。劇的な仕事を果たすには、状態が良くなかった。試合前練習に参加せず、今季初めてスタメンを外れた。球団創設90周年の甲子園開幕セレモニーが試合前に行われた一戦で、代打のみの出番になった主砲は「体調がちょっと良くなくて。少し良くなったので最後に出たっていう感じです」と説明した。

 打線の中心を欠いた藤川監督にすれば、苦しい采配になった。昨季まで好不調がはっきりしていた高橋は絶好調の日で、手をつけられなかった。150キロ前後の直球に加え、140キロ台のカットボール、チェンジアップの前に、走者をほとんど出すことができなかった。得点圏に走者を進めたのは、連続四球で1死一、二塁をつくった7回だけ。ここで梅野に代えて原口を打席に送り込んだ。流れが変わりやすいとされる捕手交代の勝負手を打ったものの、遊ゴロ併殺で好機を逸した。

 「こういう展開のゲームが多いというのは、(評論家時代に)外から見ていて分かっていることは分かっていた。何とかゲームを動かしたかったけど、相手が上回ったというところですね」

 次の回に才木が決勝点を奪われ万事休す。指揮官は「ゲームの展開でしょうね。その前に、自分たちの攻撃でダブルプレーもあったしね」と試合の分岐点だとした。14イニング連続無得点。わずか3安打で敗れ、90年4月10日の巨人戦以来、35年ぶりにシーズン最初の甲子園で零敗をした。ホームでは今季4戦勝ちなし。昨季43勝27敗2分けで勝率・614を誇った本拠地で、不思議と勝ち星から見放されている。

 藤川監督は、佐藤輝について「また様子を見て」と慎重な姿勢を崩さなかった。2安打で1―0の勝利を収めた6日の巨人戦に続いて打線が停滞。こんな時こそ、目が覚めるような一発が必要だ。

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