固定された『8番・ショート』木浪が与える好影響

固定された『8番・ショート』木浪が与える好影響

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今シーズン、中野のセカンドへのコンバートに併せて目玉となったのが木浪のスタメン抜擢です。好調をキープする8番の存在は、打線を「線」にする役割を十二分に担っており相手投手にとっては厄介なものでしょう。“アレ”へのキーマンとして、攻守に躍動し続けてくれるでしょう!

岡田監督の〝慧眼〟 打撃好調の木浪聖也を「8番」から動かさない背景
東スポWEBより)

セ首位に君臨する岡田彰布監督(65)率いる阪神で、4月8日以降、全試合で「8番・遊撃」でレギュラー格の信頼を獲得したのが木浪聖也内野手(28)だ。5年目の今季は攻守に躍動。打率は2割9分8厘と、初の打率3割も狙える好成績だ。1番・近本らの上位打線の得点源につなぐ影のチャンスメーカーとして、欠かせないピースとなっている。

 岡田監督は日ごろから「二遊間は打たんでエエ。まず守り」と公言する中、守備だけでなく、昨季まで通算打率2割4分7厘だった打撃にも磨きがかかった好調ぶり。木浪はこれについて「まずは『守備から』を大事に行った結果、打つ方もいい感じで結果が出ているという感じですかね…」と語る。

 指揮官は方針通り木浪がスタメン定着後も、常に打順は8番。一般的に初回に打席が回る確率の少ない下位に固定起用されることにより、試合の〝入り方〟がより明確になり、心境的には開始直後の初回における変化がとりわけ顕著だという。

「まず、ひとつ守備で打球を処理して、試合に入りたくて。先頭(打者)でもいいから、早く打球が飛んでこいって。特に初回は余計に思っていますね」。防御面で試合に絡むことで、守備から攻撃へと移行するリズムができる実感があるのだろう。

特に先に守りにつくホームゲームでは、初回の守備終了後が大きく変わったという。

「(打順は)8番なんで、ベンチ(で見ていたメンバー)からの意見とか、反応も聞けて。打つほうも、準備できる時間はこれまでと違う。ベンチでタイミングとるとか上位に比べたらできる。今、思えば、すぐに打席に立つ1、2番を打っている人は、すごいなと。今の打順は、自分にハマっていると言えばおかしいですが、打撃も守備も、試合中の自分のリズムを作っていけている実感があります」

 守りでもここまで遊撃手として、リーグトップの守備率9割8分8厘。攻守に安定した木浪の働きは、選手個々の役割がより明確化された岡田野球の副産物と言えそうだ。

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