昨シーズンMVPを獲得した村上投手が満を持してホーム開幕戦の先発登板。盤石の試合運びをしてくれると誰もが信じていた矢先に、サトテルのエラーから綻びが大きくなりまさかの4失点。追い上げの3得点も虚しく敗れてしまいました。しっかり反省して、修正してください。
阪神・岡田監督「ゲッツーやろ。そういうことやんか」 佐藤輝明の一回・適時失策に怒
(サンケイスポーツより)
(セ・リーグ、阪神3-5DeNA、1回戦、DeNA1勝、2日、京セラ)
こんなんじゃアカン!! 阪神はDeNAに3―5で敗れ、今季のホーム開幕戦を落とした。岡田彰布監督(66)は一回の4失点につながった佐藤輝明内野手(25)の失策にオカンムリだ。春季キャンプから守備練習を重ねてきたが、拙守でリズムを乱して一昨年から9連勝中だった京セラドームで敗れ、借金2で最下位転落…。この3連戦限定で着用する黄金ユニホームにふさわしいプレーを、虎党に見せてくれ!!
熱気ムンムンだった京セラでのホーム開幕戦。試合前のセレモニーで上がったファンの大歓声は、初回にため息と悲鳴に変わる。それを一身に浴びたのは、痛恨のタイムリーエラーを犯した佐藤輝だ。岡田監督は淡々としていたが、言葉の端々に怒気をにじませた。
「ゲッツーやろ。そういうことやんか」
0-0の一回1死一、三塁。立ち上がりから制球に苦しむ村上が低めのフォークで牧にゴロを打たせた。鋭い打球だったが、三塁正面。阪神ベンチも、ファンも併殺でピンチをしのいだと思った直後、背番号8の体に当たった白球が大きく跳ねる。その間に三走のD1位・度会(ENEOS)の生還を許してしまった。佐藤輝は「ちょっと難しかったですけど、何とかしたかったです。あの場面は(捕球できれば)ゲッツーだったので、捕れればよかった」と、責任を受け止めて唇をかんだ。
自身の今季初失策が負の連鎖を招き、その後満塁とされて伏兵・山本の3点打で4点のビハインドを背負った。リズムを乱した昨季のMVP右腕はその後も立ち直れず、三回にも失点して降板。指揮官は「そらそうなるわな。完全にな、打ち取っとったからな。あそこだけ低い球いったから。ゴロの球な」と、失策のダメージの大きさを口にした。
昨季、両リーグ合わせて2番目に多い20失策を犯した佐藤輝は、今春の沖縄・宜野座キャンプでは守備練習に汗を流してきた。臨時コーチを務めた球団OBの鳥谷敬氏からワンツーマンで指導を受けるなど、8度の特守で計515分間、白球を追いかけた。「守備で考えることが減れば、バッティングにはいい影響が出る」と攻守両面でのメリットにうなずいていたが、ホーム開幕戦で変わらぬ課題を露呈した。
この日は昨年の日本一チームとして、袖の球団マーク、タテジマ、選手名などがゴールドであしらわれたチャンピオンユニホームを着用して戦った。だが、佐藤輝の拙守もあり、チームは昨季の8戦8勝と負け知らずだった京セラで、2022年8月24日のDeNA戦以来となる2年ぶりの敗戦。開幕から2戦連続で零封負けを喫し、この日も終盤に追い上げたが、3得点止まり。打線に元気がないからこそ、岡田虎の信条である守り勝つ野球で1勝をもぎ取りにいくしかない。
「負けてるときはな。そらもうちょっと早よな、1点ずつでもそらお前な、追加点取れとったらよかったけどな」
唯一勝ちがなかった中日が巨人にサヨナラで初白星を挙げたため、単独最下位に転落した。黄金のチャンピオンユニホームをまとうこの3連戦。王者として、ぶざまな姿は見せられない。猛虎がチーム一丸となって逆襲する。
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