18年ぶりリーグ優勝を果たし、ポストシーズンまでに各選手はしっかり調整を行う事と、そしてタイトルがかかっている選手には是が非でも獲得する事がミッションとなります。近本選手にとっては珍しい“トリプルテン”タイトルがかかっており、ホームランをここから2本打てるか?注目が集まります。
近本光司なるか球団67年ぶり「トリプルテン」本塁打、盗塁、三塁打2ケタなら田宮以来
(日刊スポーツより)
阪神の近本光司外野手(28)には、残り試合でぜひとも「トリプルテン」を成し遂げてほしい。10本塁打、10盗塁、そして10三塁打。達成すれば、球団では67年ぶり4人目という貴重な記録だ。すでに12三塁打、27盗塁と2部門はクリアしており、残るは本塁打のみ。28日現在8本塁打で、あと2本打てば達成だ。
長打力と脚力を併せ持つ、虎のリードオフマンならではの数字である。阪神では48年藤村富美男、49年金田正泰、56年田宮謙次郎の3人だけ。いずれも戦後のプロ野球を盛り上げた名選手ばかりだ。
球界全体に広げても18年の広島田中、ソフトバンク上林まで延べ27人しか到達していない。
これら3部門のうち、2桁三塁打というのはかなりの難関である。昨季までのプロ野球史上で見れば、2桁本塁打は延べ3750人も達成している。2桁盗塁も2949人を数える。
ところが2桁三塁打となると、わずか82人と極端に減る。今季の他球団では近本のほかに中日岡林の10本しかない。パ・リーグの最多はわずか5三塁打で、オリックス中川圭、楽天の山崎、小深田の3人。今季の近本は負傷などで14試合に欠場していることを考えると、健闘ぶりは輝きを増す。
残るは2本塁打だ。今季は全8本塁打を1番打者として放っており、こちらの2桁には別の楽しみがある。先発1番で出場した試合のみで年間10本塁打以上であれば、10年マートンの15本以来チーム13年ぶり。生え抜き左打者に限ると、72年藤田平の12本以来51年ぶりだ。近本は21年に自身初の2桁となる10本塁打を放ったが、1番では9本。残る1本は3番で打っていたため、惜しくもこの記録は逃していた。
ところで、今季の近本は別の2桁にも届いてしまった。11死球はここまでセ・リーグ最多。スタメン復帰した27日中日戦でもメヒアに当てられ、また増やしてしまった。前述の「トリプルテン」に加え死球も2桁となれば、17死球を受けた18年広島田中に次ぎ、プロ野球2人目の珍事となる。
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