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近本が決めた!!連続逆転サヨナラ勝利!!

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先発の才木投手が1失点と奮闘も打線の援護なく・・・いつもの悪い形で終盤まで0行進の続いたタイガースですが、9回裏にドラマが待っていました。球団史上初となる、2試合連続で9回裏2アウトからの逆転サヨナラ勝利!決めたのは近本選手でした。これでチームも勢いに乗れそうですね!

サヨナラ打近本光司「結局はメンタル」打てない時、自分との向き合い方に出る信念とは
日刊スポーツより)

<阪神2-1ヤクルト>◇9日◇甲子園

甲子園の奇跡だ! 阪神が球団史上初となる、9回2死から2試合連続逆転サヨナラ勝ちを決めた。

敗色濃厚だった0-1の最終回、満塁から1番近本光司外野手(29)が右前に2点タイムリーを放つと甲子園は狂喜乱舞。不振で苦しんできた1番が、岡田監督が野口、渡辺、原口、坂本と投入した4者連続代打の執念を結実させた。3戦連続逆転勝ちでこの日首位を奪った巨人との1ゲーム差をキープ。ミラクルの勢いそのまま大混セを勝ち抜く。

近本は祈った。「頼む、落ちろ!」。思いを込めて走った。飛球が宙に舞ったのは約3秒。右翼前に落ちた。三走植田がかえる。二塁から原口もかえってきた。阪神の2試合連続で9回2死からの逆転勝ちは、1936年(昭11)の1試合目から、通算1万1270試合目で初のミラクルだ。歴史的瞬間を目撃した超満員の甲子園が揺れた。背番号5は歓喜のウオーターシャワーでずぶぬれ。お立ち台で「気持ち良いです!」と破顔した。

1点ビハインドの9回2死満塁。土壇場での心境は「うわっ、回ってきた!」。同時に覚悟を決めた。常に思考を止めない男が、あえて考えるのをやめた。球種を絞らず「アバウト」で打席へ入った。

「流れだと思っていたので、何を待つかとか、何をどう打つかよりも、タイミングだけ。自分が流れに思い切って乗れるかどうか」

田口の130キロスライダーに詰まりながらも右前に運び、プロ3度目のサヨナラ打。野口、渡辺、原口、坂本。岡田監督が投入した異例の4者連続代打でつくったチャンスを生かし切った。仲間がつくった「流れ」が背中を押してくれた。

6月は月間打率1割5分7厘。スタメンから外れ、不動の1番は2度欠場を余儀なくされた。不調の時、大切なのは「結局はメンタル」だと自認する。自分との闘い。そこで打ち勝てるかどうか。焦りや葛藤は見せない。そこには信念がある。

「態度に出して発散するものでもないと思う。ヘルメットたたきつけるとか、バットたたきつけるとか、それでは何も解決しないって思う。それで解決する人ならいいと思うけど、俺がそもそも、それをしてる人じゃないからな」

悔しさも自分への怒りも、クールな表情の裏にしまい込む。そんな姿を見て周囲は「近本は打てなくても、どんな時でも変わらない」と言い、プロフェッショナルを感じ取る。全体練習前、個別での打ち込みは欠かさない。とことん自分と向き合い、ここまでやってきた。2試合連続マルチ安打。苦しんできた男の劇打に、みんなが万歳した。

先制されれば、14連敗から3試合連続逆転勝ち。反発力を発揮し3連勝で貯金3。首位に立った巨人を1ゲーム差で追走する。「いい波乗っていると思います」。劇勝から、ビッグウエーブに乗る。

 

◆阪神の7日DeNA戦での逆転サヨナラ勝ち 1点を追う9回裏、先頭大山の四球、前川右安、梅野死球などで2死満塁。ここで代打原口が森原から右前打を放ち、ライトゴロを狙った右翼手度会の一塁悪送球で一気に2者が生還。逆転サヨナラ勝ちを収めた。5回表終了時は0-4で、今季最大点差の逆転勝利となった。岡田監督は「(今年)初めての点の取り合いでしょ。それを勝ち切ったのはやっぱり大きい」と喜びを口にした。

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