長いシーズンも残り5試合となりましたが、逆転優勝へ向けてもう1つも落とせないシビアな状況です。リードオフマンの近本選手は、ヒット量産で勝利に貢献する事を改めて誓ってくれました。5戦全勝で、大逆転を実現してみせてほしいです!
近本光司「先頭が出るのが仕事」逆転Vへ5試合にかける思い「勝てばいい。勝てばいい」
(日刊スポーツより)
勝利の流れをリードオフマンがつくる。
阪神近本光司外野手(29)が逆転Vへ残り5試合にかける思いを語った。甲子園での全体練習を終えると、静かに口を開いた。残りゲームで意識することは「当然、5試合でも10試合でも変わらないかなと思います」。運命の5試合を前にしても、あくまでいつも通り。「勝てばいいです。勝てばいいです。僕たちにできることはそれだけです」と繰り返した。
すでに長嶋茂雄の持つ入団6年目以内の最多安打記録を塗り替えている。リーグトップを走る最多安打、最多盗塁の同時2冠獲得なら球団史上初のこと。個人成績も残り5試合は大切になってくるが、求めるのはチームの勝利だけだ。「先頭で出るっていうのが自分の仕事なので。その後はそれぞれの役割があるので、できたらいいと思うんですけど。僕はそれが、先頭が出るっていうのが仕事」。固い決意を言葉に込める。
自身は7試合連続安打中。月間打率3割9分だった8月に続き、9月もここまで打率3割3厘と好調を維持している。27日の広島先発は今季3割5分7厘と好相性を誇る大瀬良。「バッティングは日々変化だと思っている」と持論を展開。「そのピッチャーに対して結果的にね、ヒットになればそれはいいので。結果的に勝てるようになれば」と続けた。
3日間ゲームなしを経ての試合には「別に休んだって考えすぎなくてもいいし、空いたからラッキーと思っても打てなかったら意味ないので」。とにかく、Hランプをともすことだけを考えている。
▼阪神ではこれまで、リーグ最多安打を13人が計17度、盗塁王を6人が14度取っているが、同一年に双方を獲得した選手はいない。なおこの球界全体で2タイトルを同時に取った直近の選手は、21年ロッテ荻野貴司(169安打、24盗塁)。セでは06年ヤクルト青木宣親(192安打、41盗塁)。
▼近本は新人年の19年から、5年連続で打撃タイトル獲得を継続中。6年に伸ばせば、巨人長嶋茂雄(58~63年)と並びプロ野球最長となる。なお投手タイトルでは、阪神の江夏豊7年連続(67~73年)が最長(最多安打や最多奪三振など、当時は表彰の対象外だったものも含む)。
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