前日の敗戦から一転、大量15得点の猛攻で宿敵ジャイアンツに大勝!投の主役は2安打完封勝ちで復活を遂げた伊藤投手、そして打の主役はこの日猛打賞となった井上広大でした。今年はこの調子でやってくれるでしょう。それにしても気持ちいい一夜でした!!
阪神・井上 ウル虎G倒の二塁打!二塁打!三塁打!プロ初猛打ショー4打点「最高です!」
(デイリースポーツより)
「阪神15-0巨人」(27日、甲子園球場)
19安打15得点で巨人粉砕の虎祭りや!。阪神は井上広大外野手(21)が、自身初となる3安打4打点の活躍で連敗ストップに貢献。プロ4年目の若武者が、固定できていない「6番・右翼」をグッと手元に引き寄せた。巨人戦の15点差勝利は、前回優勝の2005年9月13日以来、18年ぶり。歴史的な大勝を上昇へのきっかけにしたい。
打線猛爆で今季最多19安打15打点の痛快G倒の中、6番に座った若虎がひときわ輝いた。井上が持ち味の長打力を発揮して、二塁打2本と三塁打。プロ初の猛打賞、プロ初の4打点、初もの尽くしで圧勝に貢献した。
まずは二回、一死一塁から山崎伊の144キロシュートをはじき返す左線二塁打で、好機を演出した。今季4安打目を初めて左方向へ飛ばして、坂本の先制打をお膳立て。引っ張っての一打に、「いつも以上に集中して打席に立った中で打てたので、次の打席につながったと思います」と手応えを感じた。
三回はクリーンアップ3人が塁を埋めた、無死満塁のチャンスで打席を迎えた。カウント2-2から137キロカットボールを捉えた打球は、前打席のリプレーのように左翼線ギリギリへ。2点適時二塁打となって、右手を突き上げて喜んだ。
仕上げは八回、1死一、二塁から右中間への大飛球は松原のダイブも届かず、2点適時三塁打に。プロ入り後、1試合2打点以上をマークしたことがなかったのが、1試合4打点を積み上げて、「先輩の方がつないでくれることがたくさんある。前の試合で打てなかった悔しさを持ってゲームに臨んで、今日結果に表れたので良かったです」と誇らしげに振り返った。
春季キャンプMVPに選ばれながらも、開幕2軍。逆境からのシーズンで6番として仕事を果たし、「6、7番はキー。前の人がつないで、返せるか返せないか。そこを打たしてもらってるのは、返してほしいと思って置いてもらえている」とうなずいた。打率・353の好調ぶりに、岡田監督も「ヒットが出ているっていうことはね、自信にもなっただろうし」と評価した。
師匠の前で成長した姿をしっかり示した。昨オフの自主トレでは、2年連続で岡本和に弟子入り。「いろいろ教えてもらったんで、自分に大事だなと思うことは全部取り入れてやろうと思ってます」と胸に刻んで迎えた、今季初の聖地での伝統の一戦。岡本和とは「あいさつをしたぐらいです」と深い話をすることはなかったが、結果は多弁だ。
ヒーローのお立ち台でも“師弟関係”について向けられて、岡本和のお株を奪うかのように「最高です!!」を3連発。「今年はやったります」。かつての岡本和のように、高卒4年目での大ブレークを誓っていた。
◆井上 広大(いのうえ・こうた)
2001年8月12日生まれ、21歳。大阪府出身。189センチ、101キロ。右投げ右打ち。外野手。背番号32。履正社から2019年度ドラフト2位入団。20年10月14日・中日戦(ナゴヤド)で7番・右翼で初出場。1軍通算14試合で7安打6打点。
————————————
阪神タイガースNEWSがてんこ盛り!
その他の記事はデイリースポーツで!!