開幕投手→2軍落ち・・・青柳が復権誓う3000万減更改

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不動のエースとして開幕戦を託され、先発ローテの主軸として勝ち星をかっさらう気概がガラガラと崩れ落ち、まさかの不調に喘いだ1年間を終えた青柳投手が、3000万減で契約更改を行いました。復活を懸け、全力での再挑戦が始まります。

阪神・青柳晃洋、3000万円減の2億1000万円で更改 順調なら来季中にFA権取得見込みも危機感の雨! 「野球人生かかった1年」
サンケイスポーツより)

阪神・青柳晃洋投手(30)が21日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万円ダウンの年俸2億1000万円で更改した(金額は推定)。今季は自身初の開幕投手も託されたが2軍落ちも経験した。順調にいけば来季中に国内フリーエージェント(FA)権を取得する見込みだが、今はよみがえることしか頭にない。「来年は野球人生がかかる1年になる」と危機感をあらわにした。

ズルズルと引き下がるわけにはいかない。歯を食いしばり、もう一度はい上がる。3000万円減でサインした青柳は悲壮な覚悟をにじませた。

「年齢も30(歳)になりますし、ここで駄目だったら本当に良くない。来年は野球人生がかかったような一年になる。しっかり気合入れていかないといけない」

昨季まで2年連続の最多勝、最高勝率を獲得するなど虎の先発陣の支柱として活躍してきたが、自身初の開幕投手を務めた今季は悔しさばかりが残る一年だった。開幕から不振が続き5月には2軍降格。約2カ月の再調整を経て7月に1軍に復帰するも、最終的には8勝6敗、防御率4・57。日本シリーズ第7戦では好投して意地を見せたが「一年間ずっと納得がいくような投球ができなかった」と唇をかんだ。

順調に1軍登録日数を重ねれば、来季中に国内FA権を取得する見込みだ。同じく来季中に同権を取得する可能性がある大山が、球団から複数年契約を提示されながらも単年契約を結んだ一方で、青柳は「(複数年契約の提示は)ないです」と明かした。今季の数字では何も言えることはない。自身の価値は、その右腕で再度向上させていくしかない。

「今年はふがいない投球が続いた。来年、これが続いてしまったらこのまま落ちる一方。ここでもうひと踏ん張り、また上がっていけるように」

リーグVと日本一に輝いた今季の虎投手陣は、昨オフの青柳との合同自主トレをきっかけに大ブレークした村上を中心に大竹、伊藤将、才木ら勢いのある後輩が台頭。青柳は来季、先発ローテーション入りをかけてもう一度、ライバルと競争する立場だ。

「良い選手が多いし、今年は去年の実績である程度投げさせてもらったけど、来年はそうはいかない」

危機感ばかりが口をつく。目標のキャリアハイを達成し、失ったものをすべて取り戻す。

 

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