秋山拓巳投手、涙の引退登板ー。

秋山拓巳、涙の引退登板。15年間の現役生活に別れ

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復活を信じて待ち続けていた大勢の虎キチが、最後の勇姿を目に焼き付けようと鳴尾浜のスタンドへ駆けつけました。秋山投手はラスト登板を終え、最後のスピーチではチームへ、家族へ感謝の言葉を残しました。15年間、本当にお疲れ様でした!

阪神・秋山が鳴尾浜で引退スピーチ「僕のようなファームで頑張ってる選手ではダメ。1軍で優勝争いをしてる中で活躍してる姿を見せてほしい」
サンケイスポーツより)

(ウエスタン・リーグ、阪神7-8ソフトバンク、25回戦、24日、鳴尾浜)今季限りで現役を引退する阪神・秋山拓巳投手(33)の引退試合として行われ、右腕は先発で1回を投げて2安打2失点だった。

試合後、引退セレモニーが行われ、和田豊2軍監督と両親から花束を贈られた。このあと秋山はスピーチ。しばらく言葉を詰まらせる場面もあった。以下、スピーチの内容。

「まず始めに、このような場をもうけていただき、阪神タイガースのみなさまにはとても感謝しています。ありがとうございました。また試合後の、貴重な時間に残っていただき、ソフトバンクホークスのみなさま、ありがとうございます。そして、両親(しばらく言葉に詰まる)。ここまで親孝行ができたかわかりませんが、これからの人生、心配をかけないように頑張っていきたいと思いますので、また温かく見守ってほしいなと思っています。

そして、妻へ。今まで2軍生活が長くてしんどい生活も多かったですが、いつも明るく、僕がしんどいときも明るく接してくれたおかげで、最後まで頑張ることができたと思います。これからも、いっぱい迷惑をかけると思うけど、仲良くしていこうね。ありがとう。

わたくし、秋山拓巳は今年をもって阪神タイガース一筋15年でユニホームを脱ぐことを決めました。ここまで辛い思いというのがほとんどで。良い思い出というのは非常に少ないですが。うまくいかない時は本当に監督、コーチ、スタッフの皆さん、そして先輩の選手、後輩の選手に恵まれて、15年間本当に楽しく、一度も諦めることなく、楽しく現役生活を送ることができました。ただ一つ、やっぱり悔いが残ると言えば、この15年間いつも当たり前のようにやってきた野球というのが明日からなくなるってことと。やっぱりファーム生活が長かったので、後輩たちと一緒にいっぱい汗かいて、楽しく笑いながら、時にはファームで燻ってる選手たちを見て、自分自身の歯がゆい気持ちを持ちながら、時にはすごく厳しい言葉を後輩たちに投げかけていたと思いますが、それもやっぱりみんなに頑張ってほしいという気持ちで。みんな1軍で活躍してほしいという気持ちでいっぱいきつい…。いっぱいきつい言葉を投げかけてしまっていましたが、明日からは一緒に練習しながら、そういう言葉をかけられなくなるっていうのが本当にすごく寂しいなと感じています。僕自身、大した記録もなければ、成績も残していませんが、こだわり続けたピッチャーとして15年間、最後まで諦めずにここまで頑張ってこれたことはすごく誇りに思っています。ファームの選手には、僕のようなファームで頑張ってる選手ではダメなので。朝、伝えたように色んなことにトライして、やっぱりファームで頑張ってても仕方ないので、1軍でこういう優勝争いをしてる中で活躍してる姿を見せてほしいですし、僕自身これからは一ファンとして皆さんを全力で応援したいと思ってます。頑張ってください」

最後に15年間…。15年間、温かい声援をいただいた阪神タイガースファンの皆さんには本当に感謝してます。自分の力以上を出してくれる最高のファンの方たちでした。15年間ありがとうございました」

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