先発の才木は7回まで辛抱強く投げたものの、1発に泣く結果となってしまいました。これで横浜では10連敗。どうしても勝てない「鬼門」のイメージが定着してしまいました。切り替えて、甲子園で勝ちまくるしかない!
阪神屈辱「暗黒時代」以来のハマスタ10連敗、過去最長はナゴヤドームでの13連敗
(日刊スポーツより)
<DeNA2-1阪神>◇16日◇横浜
ああ、虎の泣きっ面にハチ…。阪神がDeNAに1点差で競り負け連敗し、横浜スタジアムでワーストタイ10連敗となった。暗黒時代の99年8月から00年5月にかけて10連敗して以来23年ぶり。広島に抜かれ1日で首位陥落となった。試合前には湯浅京己投手(23)が疲れや体の張りのために出場選手登録を抹消。今季5セーブを挙げる絶対的守護神を欠き、18日からの広島との首位攻防3連戦(甲子園)を迎える。
岡田監督は嘆くように漏らした。「ソロと2ラン、それだけやからなあ」。得点は大山の1号ソロでの1点しか奪えなかった。DeNAとお互い4安打の拙攻合戦となったが、牧の2号2ラン1発に泣き、23年ぶりワーストタイのハマスタ10連敗。単独首位からも1日で陥落し、DeNAと並び2位タイとなった。
先発才木が初回に2失点も7回まで投げ抜いた。指揮官も「今日が一番悪かったんちゃうか。今年の中では。それでも、それなりに投げてたからな」と粘りを評価したが、援護できなかった。「1、2番が完璧に抑えられていたしなあ」。1番近本、2番中野がともに4打数無安打で出塁できなかったことを嘆いた。
試合前には守護神湯浅の出場選手登録を抹消した。湯浅は「体の張りとか多少ありますし、疲れているところもあった。チームに迷惑をかけてしまうので、すごく申し訳ない」と肩を落とした。WBCで中継ぎとしてフル回転し世界一に貢献。帰国後も開幕1軍に間に合わせ、開幕戦から抑えとして7試合、7イニング無失点。失敗なしの5セーブ2ホールドとチームを支えてきた。
雨天中止となった前日15日ではなくこの日の抹消を決断した指揮官は「あんまり良くならなかったというのも(ある)。ちょっと張ってるというのはあったんやけどなあ。(張りは)体全体やろなあ」と説明。チームを離れ最短復帰を目指し、再調整させる。
彗星(すいせい)のごとく登場し大活躍した昨季も湯浅は6月に疲れを考慮し抹消。リフレッシュし中10日で1軍に戻りシーズン59試合に登板した。2軍から左腕及川を昇格させるが、代役守護神は好調の石井らが候補となるが不透明。この日もしリードした展開なら9回は誰を投げさせたのかという問いには「リードしてないから、分からん」とはぐらかした。
シーズンは残りはまだ130試合で、首位広島から4位ヤクルトまで1ゲーム差とだんご状態。湯浅の抹消は経験豊富な指揮官のシーズンを見据えた決断とも言える。ただ、18日からは広島を甲子園に迎えての3連戦。守護神不在の首位攻防は緊急事態だ。
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