『A.R.E.』から1年。25年シーズンに向けて

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日本中を熱狂させた日本一から早1年。岡田監督が退任し藤川新監督へパトンタッチしました。時が経つのはあっという間です。25年シーズンに向けた戦いは既に始まっています。「実りの秋」にしてほしいですね。

【虎のソナタ】「アレから1年」…秋季C〝没頭〟中 「日本一の阪神ファン」岡田前監督熱烈バックアップ
サンケイスポーツより)

11月7日は立冬。暦の上では冬が始まる日だ。つい先日まで夏日が続いていたのに? もう少し秋を楽しみたい?! でも、2024年はあと2カ月で終わろうとしている。それが現実だ。

5日には恒例の「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」の候補が発表された。改めて「もう年末なのか?」と時の流れを感じさせられた。

まさに「アレから1年」。1年前の流行語大賞は「A.R.E.」だった。「優勝」の2文字を封印し、「アレ」と言い続けた岡田前監督が受賞者。ほぼ1年前の11月5日に京セラドームで日本一を勝ち取って宙に舞い、〝わが世の春〟を謳歌していた。

1年後、監督の座を去って「顧問」になっているとは夢にも思わなかったはず。後継監督へのエールを送っている自身の姿も、想像できなかったことだろう。

「アレから1年」のタイガースは藤川球児監督の下でスタート。大事な秋季キャンプに〝没頭〟中だ。「日本一の阪神ファン」を自認する前監督は、熱烈バックアップをしてくれることだろう。

「アレから1年」は、阪神だけではない。日本シリーズで7戦までの死闘を繰り広げたオリックスも、パ・リーグ3連覇最大の功労者・中嶋監督が辞任して、岸田新監督が率いて、新体制が動き始めた。

6日は高知キャンプ2日目。阪神キャンプ地から車で約30分のところにある、高知・INOUE東部スポーツパークで取材をしていたのは、現オリックス担当であり、阪神日本一当時のトラ番でもある織原祥平。

「今も不思議な感覚です。日本一を間近で見て、興奮して、1年前の今頃は、阪神の秋季キャンプを猛烈に取材していましたから。野口選手が支配下登録される話になって『連覇への新戦力』として原稿を書きまくっていました。そこから、4連覇を狙うオリックス担当になって。強いチームだと思っていたのですが…」

まあ、誰もオリックスが5位になる予想はできなかった。

「若月、頓宮、宗ら主力選手が数多く参加して、選手たちの思いが伝わってきます」

参加メンバー構成からも、織原は来季の復活を確信していた。

オリックスというチームは、主力が休まず秋季キャンプに志願参加する伝統がある。ある年、故障でオフは治療に専念するはずの糸井(現阪神スペシャルアンバサダー)が勝手に参加。一番驚いたのは当時の福良監督(現ゼネラルマネジャー)だった。

福良「なんでお前が来てるんや?」

糸井「僕は主将ですから。歴代の主将は参加していました」

福良「練習できないのにキャンプ地にいても仕方ないやろ。はよ帰れ」

かくして、強制的に帰らされた糸井主将。これも、猛練習のオリックスを物語る逸話だ。伝統というのは、言葉ではなく、姿で後輩に語り継がれていく。

火の玉の剛速球を身に付けた守護神・藤川の歩んだ道も、タテジマの中では語り尽くされているはず。最高のお手本を、生かすも、殺すも、後輩自身にかかっている。

そういえば、2025年度のセ・リーグ日程も発表されていた。来年はもう始まっている。時は待ってくれない。

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